ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は五条紀夫のミステリー小説【私はチクワに殺されます】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!
相変わらず斬新な設定を考える五条紀夫ですが、今回はチクワだと・・・。
全く内容が読めない(笑)
チクワがどのように関係するのか!?

概要
- 作品名:【私はチクワに殺されます】
- 作者:五条紀夫
- 発売日:2024年8月7日(文庫本)
- 発行所:双葉社
あらすじ
チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、気づいてしまった事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。ラストには予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!
引用:双葉社
チクワ?
今作【私はチクワに殺されます】はタイトルも内容もなんて斬新な設定なんでしょう(笑)
デビュー作【クローズドサスペンスヘブン】は登場人物全員すでに亡くなっている斬新な設定でこれから先が期待される作家です。
そして今作はチクワです、ハイ!全く予備知識無ければ内容が分かりませんね〜(笑)
ミステリーなのか?もしかしたら恋愛小説かも!
いざ読み進めたらチクワの穴を通して人を見たらその人の死に際が見えると言う謎設定でした。
そしてその秘密を知った男が近所のスーパーからチクワを買い占めると言う謎なストーリーで。
3弾構成
今作【私はチクワに殺されます】は3部構成で最初はチクワの秘密を知り命を絶った男の手記の形で語られます。
手記を読むとますます不思議なお話で、チクワで人が死ぬなんて馬鹿げてるが読んでいくとだんだんとチクワが恐ろしくなってきます。
他の2つの章で更に物語が補完され全体像が浮かび上がってくる仕組みになってます。
仕組み自体は悪く無いですがチクワが・・・。
最後の方はしっかりミステリー色が強くなってるので救われました(笑)
この作風でさ好き嫌いが分かれそう!ただ新たなチャレンジには拍手を送りたい!
最後に
バンディーは五条紀夫作品は好きでこれから先も期待してるし、【町内会死者蘇生事件】は最高だと思ってます。
ただ今作【私はチクワに殺されます】は五条作品が好きだからこそ忖度無しで感想を書きます。
【私はチクワに殺さます】は一体何を読んでるのか分からなくなりました(笑)
チクワとういう素材はあまりにもハードルが高すぎたかも!?
ページ数が身近いから良かったが、もっとページ数があれば地獄です・・・。
新たな五条作品に期待しましょう(笑)
【私はチクワに殺されます】
バンディー的オススメ度
★★☆☆☆☆☆☆☆☆