ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品はサイモン・モックラーのミステリー小説【極夜の灰】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!
ミステリー小説ですがサスペンス要素も強く、先が気になりハラハラする展開が魅力的な作品。
同じ火災で何故被害者の損傷具合が違うのか・・・
概要
- 作品名:【極夜の灰】
- 作者:サイモン・モックラー
- 発売日:2024年8月23日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
1967年末。ある火災の調査のため、精神科医のジャックは、顔と両手に重度の火傷を負い、記憶を失ったコナーという男と向かいあっていた。北極圏にある極秘基地の発電室で出火し、隊員2名が死亡。彼は唯一の生存者だという。火災現場の遺体は、一方は人間の形を残していたが、もう一方は灰と骨と歯の塊だった。なぜ遺体の状態に差が出たのか?
引用:東京創元社
北極圏の極密基地
今回の事件の舞台は北極圏の極秘基地です、ここで火災が起き隊員が亡くなる事故が起きました。
興味深いのは同じ火災現場でいた被害者の遺体の焼失具合が違った事でした、普通なら2人とも同じ焼失具合になるはずですしかし、今作【極夜の灰】での事故片方は姿を残したままの遺体、片方は姿形も無く灰になっていた点です!
極秘基地ってとこもミステリアスで作品のいいスパイスになっております。極秘任務中に起きた事故何か裏があるに違いない!?
最後の3人が基地に取り残されあと少しで飛行に乗って帰れるはずだったのに・・・
そんな悲劇にあった3人のうちに1人だけ生き残るのでした。
精神科医ジャック
今回紹介している【極夜の灰】の主人公は精神科医のジャックです。
ジャックは極秘基地で起こった事故での生き残りコナーのケアを行う事でした、コナーは記憶を失っており事件の事を覚えていないのでした・・・
コナーは記憶を失ってるだけでは無く、顔と両手に重度の火傷をおっているのでした。
ジャックはそんなコナーのケアを行いながら記憶を取り戻す手伝いをし事件の真相を追っていきます。
ジャックはCIAから依頼を受けて手伝いをしていくのですが、CIAが関わってるだけで何やら裏がありそうで先が気になりますね〜!
ジャックも日本人の妻がいましたが事故のせいで亡くなりジャック自身も心身共にダメージを受けるのでした、そんなジャック自身の過去も気になるところです。
裏に大きな陰謀が・・・
【極夜の灰】はジャックがコナーをケアしながら事件の真相を調査しますが、それとは別にジャック自身も事件の関係者から話を聞きに行きます。
ジャックが関係者から話を聞き徐々に重要人物や事件の思いも寄らない側面や真実が明らかになってくる展開はかなりワクワクしました。
だんだんと読んでいる私も何が真実か分からなくなるし、真相が判明した時は驚愕しましたね〜!!
ミステリー要素とサスペンス要素がある作品で以前紹介したM・W・クレイヴン【恐怖を失った男】同様映画化したら絶対に面白いと思いました。
どんでん返しもあり驚きましたが、途中でバンディーは真相に気づいてしまったのが残念でした、ミステリー好きな方は真相に気づいてしまうかもしれませんね〜!
バンディー的には何故か遺体の焼失具合が違うのかの真相はなるほどと思いました!
あなたは真相を見抜けますか!?
【極夜の灰】
バンディー的オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆