ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は米澤穂信の5つの作中作の謎が気になるミステリー小説!【追想五断章】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
直木賞を受賞した【黒牢城】やイヤミス要素のある【儚い羊たちの祝宴】等様々な作風で読者を楽しませてくれるので今作【追想五断章】は一体どんな作品かワクワクしますね~!!
読後感がたまらん!!
概要
- 作品:【追想五断章】
- 作者:米澤穂信
- 発売日:2009年8月30日(単行本)
- :2012年4月20日(文庫本)
- 発行所:集英社
あらすじ
五つの物語にひそむ秘密。精緻な本格ミステリ
古書店に居候する芳光は、依頼を受けて五つのリドルストーリーを探し始める。やがてその著者が、未解決事件の被疑者だったことを知り──。精緻でほろ苦い、大人の本格ミステリ。
引用:集英社
リドルストーリーとは何ぞや!?
今作【追想五断章】は5つのリドルストーリーが重要な要素になってくるのですが、そもそもリドルストーリーってあんまり馴染みがないので簡単には説明をしておきます。
リドルストーリーとは
作品の中で提示された謎が解決しないまま終わる作品の事で 、話の結末をあえて伏せることで、読者の皆様に想像をまかせる作品でございます!
確かに今まで読んできた作品では短編小説だろうが作中作であろうが結末は要素されていたので気にしなかったですが、結末がない物語は斬新で自分自信で考察する楽しみがあるので余韻に浸れますね!
ただバンディー的に結末が用意されてない物語は読者の好き嫌いが分かれそうですね~!読み終わった後もモヤモヤするし、肝心なラストを用意してないとなると作者の怠慢と思われそうですね(笑)
生半可なリドルストーリーだと批判をあびそうですが、きちんと構成されていたら奥が深い作品になるし、今作【追想五断章】はそれだけでは終らないんですね~!!
リドルストーリーの先に待ち受ける真実は・・・
今作【追想五断章】はリドルストーリーも大切の要素ですがその先に待ち受ける真実の方が醍醐味であります!!
主人公芳光は大学を休学中に親戚の書店で働いて居ますがそこに北里可南子が叶黒白の小説が載った罪雑誌を探して欲しいと依頼がある所から始まります。
5つのリドルストーリーには叶黒白が残した結末も別に残されていることが判明します、そして実際に起こった『アントワープの銃声』が密に関わっていることが分かるのだが・・・・。
結末が分からないリドルストーリーを考察するのも楽しいのですが今作【追想五断章】はさらにその先にも驚きの展開が待ち受けるので飽きないで読み切る事が出来ました!流石米澤穂信!言うしかないですね~!!
5つのリドルストーリーは様々な終わり方をして色々考察してしまいますが、全てが全てスッキリ気持ち終わる事は無くそういった点では以前に紹介した【儚い羊たちの祝宴】のダークな部分は似ているかもしれません!今作【追想五断章】は先ほども書きましたが、5つのリドルストーリーと同じく全て読み終わってスッキリする訳ではなく読者の方それぞれ受け取り方もあると思います!しかもバンディーは読み終わってから色々考察したので読み終わった後の読後感は良かったですね~!!
【追想五断章】が気に入った方におススメ!
今回米澤穂信の【追想五断章】を紹介しましたが、今作が気に入った方でさらにおススメしたい作品がありそれはアレックス・パヴェージのミステリー小説【第八の探偵】です!
海外の小説ですが久しぶりに面白い作品に出会えました!海外の小説はバンディー自身苦手でしたが【第八の探偵】は日本の本格ミステリー要素もあり驚かされる事間違いなしなので本格ミステリーが好きな方程読んで頂きたいですね~!!
【追想五断章】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆