終盤に怒涛の展開が待ち受ける・・・!?【第八の探偵】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品はただいま絶賛挑戦中!?の海外のミステリー作品、アレックス・パヴェージ【第八の探偵】をネタバレ無しで紹介していきます!

新たな読書体験を味わえた作品!?

概要

  • 作品名:【第八の探偵】
  • 作者:アレックス・パヴェージ
  • 発売日:2021年4月14日(文庫本)
  • 発行所:早川書房

あらすじ

『探偵小説の順列』という独自の数学的持論に基づいて、探偵小説黄金時代に1冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行して以来、人との関わりを断って地中海の小島で暮らす作家グラント・マカリスター。

 彼のもとを尋ねた女性ジュリア・ハートは、『ホワイトの殺人事件集』の復刊の話を持ち掛ける。彼らは収録作の短篇をひとつひとつ読み返し、議論を交わしていくが、その先にある大きな謎が立ち現れる……。

 フーダニット、不可能犯罪、孤島で発見された10人の死体――7つの短篇推理小説が織り込まれた異色の「作中作」ミステリです。

引用:早川書房

作中作とは?

今作【第八の探偵】作中作があるのですが、そもそも『作中作とは何ぞや?』って方の為に簡単に説明すると・・・

作中作:作品の中でさらに別の小説が展開する作品をさします!本来小説は読み始めたらその文が物語になりますが、その物語の中にさらに小説が展開するって書けばイメージしやすいですかね?

短編小説は各独立したお話が集まった作品で例えば以前紹介した湊かなえ【望郷】等があり、連作短編小説は1つ1つの話で終わりますが登場人物や設定が共有されており、大概作品を通しての大きな謎があります!

連作短編小説はバンディー好きなので結構紹介していますが一番面白かった作品は西村建【地の底のヤマ】が良かったですね~!警察小説やミステリー小説を併せ持った作品何で是非読んで頂きたい作品でもあります!

そして作中作の作品は連作短編でも短編小説でもない不思議な作品で1つ1つの話は繋がっていないがそれら全てを含めて1つの作品なんですね~!

7つの作中作

今作【第八の探偵】7つの作中作が盛り込まれています!本作の主な登場人物は『ホワイトの殺人事件集』の作者グラントとその作品の復刊の話を持ってきた女性ジュリアだけです。

作品の流れは『ホワイトの殺人事件集』の話が7つ書かれていますが1つの話が終わる事にグラントとジュリアが作品について語り合う話があり同じような形式で7つの話が描かれます、7つの作中作ってだけでも贅沢ですよね~!

全ての話それぞれ違った毛並みの色でそれぞれ楽しめるし作品毎で事件も起こり探偵も登場し7つの話それぞれに結末が用意されており今作【第八の探偵は】大変お腹いっぱいになる作品なんですね~!

最後まで読みきる事!

今作【第八の探偵】は何回も書いてますが7つの作中作があり1つの話が終わる度にその話についてグラントとジュリアが話あいジュリアが矛盾点や気になる点をグラントに質問していきます。

バンディー自身もこういった形式に慣れるまで時間がかかってしまいましたが慣れてきてからは一気にのめり込めましたが、もしかしたら同じような事を感じる方が多いかもしれません!あとそのように感じる原因の1つに7つの作品事に面白さのバラつきがあるためです・・・。

バンディーも最初の方はあんまり面白く感じなかったですが、後半は話が面白かったですが人によって好き嫌いがあるかもしれません!全部の話が全て面白かったら神作になってたかもしれませんが現実はそんなに甘くはなかったですね~(笑)、ただそれらを覆す出来事が起こるので途中でダレて来ても決して諦めないで下さい!!

終盤に怒涛の展開が・・・

ここからが【第八の探偵】の最大の魅力を書きますが、下手に書いたらネタバレになるので簡単に書きますが、終盤に怒涛の展開が訪れます!きっと皆さんが想像してるより3倍くらいわ(笑)

こればっかりは本当に読んで自身の眼で確かめて頂きたいですね~!海外のミステリー苦手な人でも充分楽しめる作品です!どんでん返しやミステリー好きな方は特に!!

新たな読書体験が出来た事に感謝です!これを機会に更に海外のミステリー読むのが楽しみになってますし、大ボスのアンソニー・ホロヴィッツ【カササギ殺人事件】が待ち受けてますから今から楽しみですわ!!

【第八の探偵】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★★☆☆

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