本だからこそ体験出来る驚きがある!?【逆転美人】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は藤崎翔のミステリー小説【逆転美人】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

藤崎翔の作品は以前に『横溝正史ミステリ大賞』の大賞を受賞した【神様の裏の顔】を読んだ事があるのですが、ユーモアとミステリー要素のある読みやすい作品でした!藤崎作品2作品目ですが今作【逆転美人】も気になりますね~!!

作者の企みは大いに評価したい作品!?

沈黙

概要

  • 作品名:【逆転美人】
  • 作者:藤崎翔
  • 発売日:2022年10月13日(文庫本)
  • 発行元:双葉社

あらすじ

「私は報道されている通り、美人に該当する人間です。でもそれが私の人生に不幸を招き続けているのです」飛び抜けた美人であるせいで不幸ばかりの人生を歩むシングルマザーの香織(仮名)。娘の学校の教師に襲われた事件が報道されたのを機に、手記『逆転美人』を出版したのだが、それは社会を震撼させる大事件の幕開けだった――。果たして『逆転美人』の本当の意味とは!?

引用:双葉社

なかなかに感想を書きにくい作品!

今作【逆転美人】の感想を書いていこうと思うのですが、実際に読み終わって感じてるのは『かなり感想を書きにくい作品だな~』と感じました!!

『ネタバレ厳禁!』作品に含まれるのですがちょっと斜め上をいくのでここから先も下手に書くとネタバレになるので、重要な事は書かずにボヤかしながら頑張って書いてみます(笑)

内容自体はそんなにバンディーは惹かれる事は無く、どちらかと言えば読んでいて暗い気持ちになる嫌ミス的な感じがしたのでしんどかったですね~。出来ればなんの予備知識も無く読んだ方が一層楽しめます!ただ頑張って最後まで読んで下さいね!

美人故の苦労

今回紹介している作品は【逆転美人】ってタイトルの通り物語の主人公香織は美人でイメージから話を想像したら周りから良く言われ人生イージーモードだと思いましたがそうじゃないんですね~!

美人だから人生イージーって言う考えがそもそも間違っており今作ではそういった部分にも言及している作品の内容でした。

実際に読んでいくと結構読み進めていくのが辛い内容でしたね~。話は香織の半生を描いた手記の内容を読者は読んでいきますが、ミステリー要素はほぼ無いので推理や犯人当てを期待して読む方は肩透かしを喰らうかも!?

とりあえず我慢して最後まで読むべし!?

【逆転美人】は話自体はバンディーも終盤まではこれといった山場も無く、はっきり書いてしまうとかなり退屈な内容で苦痛でしたね~!

本の帯に『伝説級トリックを見破れますか?紙の本でしか出来ない驚きの仕掛け!』って書いている煽り文を信じて読み進めていきました!

しかし、バンディーは今までの経験からすると大概こういう風に期待を持たせる書き方をする本や映画は大概期待はずれが多かったです・・・。面白い作品もありますがごく僅かです!

原因は煽り文でさんざん期待値を上げてしまったせいです!何でもハードルを上げすぎるのはよくないですね!よっぽど作品に自信があればいいですが面白くなかった時、期待していた分余計に腹がたってしまいます!(笑)本当に面白い作品は余計な煽り分無くても面白さは読者に伝わるものです!

企みには評価をでも・・・

今回紹介した【逆転美人】は作品自体に関わる大きな仕掛けがあるので詳しくは書けませんが、作者の作品に対する試みには敬意を評したいと思います!!

しかし、それが成功かと言えば辛口ですがバンディーの意見としては『普通』でした。確かに驚きはありましたが既視感があり、作品名前を書くと勘のいいかたは気付きそうなので作者の名前を挙げると、泡坂妻夫や乾くるみある作品を読んだとき同じ感想を抱きましたが、先に似たような作品を読んでいたので今作【逆転美人】にはあまり響かなかったんだと思います。

【逆転美人】は仕掛けばかりに重きを置いたので肝心の内容が普通だったのがあまり面白く思えなかった要因です!『物語』も読者を惹き付ける内容ならもっと評価も変わったかもしれません。

企みには気付いた時に読者はもう一度作品を読み直したくなると思いますし、最初は作中で作者が読者に判りやすいようにタネあかしをしてくれます!さらにラストで同じような展開が待ち構えていますが、その時は読者自身で仕掛けを確かめるのですその点は良かったと思いました!

【逆転美人】

バンディー的オススメ度

★★★☆☆☆☆☆☆☆

【サクッと!オススメ作家別リスト!!】

-