ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は東野圭吾のミステリー小説【十字屋敷のピエロ】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
バンディーは東野圭吾作品読破しようと試みており、その先駆けとして今作【十字屋敷のピエロ】を読むことにしました。
人形視点でも描かれるミステリー小説!
概要
- 作品名:【十字屋敷のピエロ】
- 作者:東野圭吾
- 発売日:1988年12月26日(単行本)
- :1992年2月4日(文庫本)
- 発行所:講談社
あらすじ
ぼくはピエロの人形だ。人形だから動けない。しゃべることもできない。殺人者は安心してぼくの前で凶行を繰り返す。もし、そのぼくが読者のあなたにだけ、目撃したことを語れるならば……しかもドンデン返しがあって真犯人がいる。
引用:講談社BOOK倶楽部
ミステリー界の大御所作家!
今回紹介している【十字屋敷のピエロ】の作者東野圭吾は現代の日本ミステリー界の大御所と言っても過言では無いでしょう!
映画化やドラマ化は度々されているし、結構な頻度で作品を発表されてますが、どれもがクオリティーが高く面白いのです。
以前までは沢山小説を書いている作家で数多く作品はあるがそこまで面白くないと思い込んでおり敬遠している作家でした。
以前紹介した【あなたが誰かを殺した】を読んだ時非常に面白く、それまでの東野圭吾のイメージが変わり全作品読破を決めたのでした!
国内累計発行部数1億部突破しており数字的な面でも凄さを証明しています。
初期作品
今回紹介している【十字屋敷のピエロ】は1988年発売されており、東野圭吾のデビューが1985年なので今作は東野圭吾の初期作品に位置づけされると思います!
今改めて考えると初期作品でも面白そうな作品が多いので、改めて凄さを再認識しました。
映画化され日本推理作家協会賞も受賞した【秘密】がありますし、1番知名度あるのが以前に紹介した【容疑者Xの献身】だとおもいますが、直木賞も受賞した名作なのでこの作品だけでも読んでおいて欲しいですね〜!
災いを呼ぶ人形!?
今作【十字屋敷のピエロ】の主人公は竹宮一族の水穂です、そしてもう一方の主人公と言っても過言ではないピエロの人形がいます。
2つの視点で物語が描かれていきます、水穂だけならありきたりな小説ですが、今作【十字屋敷のピエロ】の面白い所がタイトルにもあるピエロの人形視点で話が描かれるのが面白い!
災いを呼ぶ人形として扱われていますが、水穂視点からは見えてこなかった事件の側面が浮き上がってくるのもポイントで、犯人や登場人物はピエロの視点から読者に語りかけるとは思ってないのでしっかり犯行の場面が語られる事があります。
水穂とピエロの視点から浮かび上がる真相は一体どのようなものか!?しっかりミステリー要素もあるので最後まで楽しめましたね〜!!
最後まで目が離せない!
今作【十字屋敷のピエロ】は本格ミステリーに比べたらミステリー色は薄く若干物足りなさはありましたが、初めてミステリー小説読み方にピッタリな入門書かも知れませんね〜!
竹宮家で起きる連続殺人、主人公水穂の叔母頼子が飛び降り自殺で亡くなった事で竹宮家に戻った矢先に事件が起こります。
探偵役がピエロ人形を引き取りに来た人形師悟浄だったのも意外ですが、個人的にはキャラクターも魅力的で良かったです!
謎やトリック自体は目新しさは無く、そこで驚く事は無かったですが物語終盤は意外性や考察しがいがあり楽しめました!!
冒頭でも書いた通り1988年の作品なのでリアルタイムで読んだらトリックや真相を知った時の驚きはかなりあったと思いますね〜!
まだ東野圭吾作品読んだ事ない方は入門編にオススメです!!
【十字屋敷のピエロ】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆