何故全寮制の学校に子供たちは集められたのか!?【神のロジック 次は誰の番ですか?】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は西澤保彦ミステリー小説【神のロジック 次は誰の番ですか?】をネタバレ無しで紹介していきます!!

今回紹介する【神のロジック 次は誰の番ですか?】は以前文藝春秋で【神のロジック人間のマジック】というタイトルで発売されていたのですが、遂に2021年6月16日に復刻されました!ずっと 【神のロジック人間のマジック】 を探していたのですがなかなか見つからなくて今回コスミック文庫から販売され読む機会が出来きて本当に嬉しい限りです!

ラストで驚きの展開が待ち受ける予測不能の作品!!

概要

  • 作品名:【神のロジック 次は誰の番ですか?】
  •    :旧タイトル【神のロジック人間のマジック】
  • 作者:西澤保彦
  • 発売日:2003年5月30日(単行本)
  •    :2006年9月5日(文庫本)
  •    :2021年6月16日(復刻版)
  • 発行所:文藝春秋・コスミック出版(復刻版)

あらすじ

人里離れた全寮制の〈学校〉で、生徒たちは厳しい制約を受けながら推理ゲームなど風変わりな課題に挑んでいた。やがて次々と殺人事件が起きて……。犯人は誰なのか? 生徒たちは何のために世界中から集められたのか? 全貌が明らかになったとき、大きな衝撃が読者を襲う! 驚愕の長編ミステリー。

引用:コスミック出版

西澤保彦作品

今回紹介する作品【神のロジック 次は誰の番ですか?】でバンディーは西澤保彦作品2作品目で初めて読んだのは【7回死んだ男】でした!こちらは名作SFミステリーで同じ1日を何度も繰り返すタイムリープ物作品でとても面白かったのでまだ未読の方は是非チェックしてみて下さい!

【7回死んだ男】1995年の作品で今ではタイムリープ物の作品は結構ありますが、当時にこんなしっかりした作品があった事に驚きました!やっぱりタイムリープやタイムトラベル作品は面白いですね!!

2作目の西澤作品でバンディーが読んだ今作【神のロジック 次は誰の番ですか?】は先ほども書きましたが、復刻版で【神のロジック人間のマジック】とは何か違うのかな?って思いましたがタイトルが変わっただけなのでまだ未読の方はどちらを読んでも大丈夫なのでご安心を!!

全寮制の学校に集められた意味は?

今作【神のロジック 次は誰の番ですか?】は世界各国の少年少女たちが全寮制の学校に集められ暮らしており、そこで様々な事を学んでいます。登場人物も世界各国から集められているので名前も様々で普段日本の小説を読んでいるので中々登場人物を覚えられず大変でしたが(バンディーだけかもしれませんが(笑))子供たちが学んでいる『学校』といっても何処か違和感のある場所なんです!『学校』と書いて『(ファシリティ)』と読みますしね(笑)

しかも授業は犯人当ての推理のような授業もあったりとやはり読んで行くとドンドン普通の学校とは違うと感じ始めます。生徒達もその異様な施設に自分たちで一体何の為に自分たちが集められたのか推測していくのですが人によって解釈や考え方が違い一体どれが本当の目的か変わらないまま話が進んで行くのですが、そんな学校の中でついに事件が起こってしまいます・・・

事件がきっかけで話が動き出す

もう一人新しい仲間が来てから学校の中で殺人事件が起こってしまいます、しかも殺人事件にまで発展してしまいミステリー小説なので当然犯人探しが始まります。

『学校』に潜む邪悪なモノが目を覚ました時恐ろし事が起こると信じ込むクラスメイトがいますが、徐々に邪悪なモノの気配を感じる様になります。事件が起きて終盤にかけては犯人捜しのミステリー要素が強いお話が進みつつ、『学校』・『指導者たち』・『邪悪なモノ』・『何故施設に来るまでの記憶が無いのか』等々謎が山積みのまま進んで行くのですが、物語ラストである真実が判明する事でトンデモナイ展開が待ち受けています!!

一体誰が殺人を犯した犯人か推理が始まりますが、2転3転して先が分からなくなり、物語の終焉が気になって仕方が無くラストまで一気に読み進めてしまいました!!

驚きの真相で世界が崩れ落ちる・・・

今作【神のロジック 次は誰の番ですか?】はミステリー要素もしっかりしていますが、やはり一番の驚きはこの物語の仕掛けにに気付いた時でしょう!!ある程度は予測しながら読んでいましたがバンディーは全く見当違いの予測をしてみたみたいで(笑)真相を知った時は『そう来たか~!!』としてやられて驚かされました!ただある作品よく似た展開だったのでそちらを先に読んでいなければもっと驚けたと思うので少し残念でしたね~・・・

それでも歌野晶午の名作どんでん返し小説【葉桜の季節に君を想うという】と同じくらいの衝撃は訪れると思うので色々なミステリー作品を読んでいない方の方が衝撃は大きいと思います!!

独特の世界観と真相に気付いてからは読んでいた時の違和感や行動が全て伏線だった事に気付いてさらに驚きともう一度読み返してしまうハメになりました!!この作者に騙された感はいつまで経っても気持ちがいいものですね(笑)

ただちょっと登場人物の名前が海外の作品の様にカタカナ(外国の名前)表記でイメージし辛かったのと 『学校』と書いて『(ファシリティ)』 と読むみたいにオリジナルの言語等が出てくるので慣れるまではとっつきにくい作品かもしれません・・・

【神のロジック 次は誰の番ですか?】旧題【神のロジック人間のマジック】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★☆☆☆

-