仕掛けがある本好きなあなたへ!森バジル【ノウイットオール あなただけが知っている】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど〜も、バンディーです!!

今回紹介する作品は森バジルの小説【ノウイットオール あなただけが知っている】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

森バジルの作品は初読みなので楽しみです!文庫本の表紙に一目惚れ!

仕掛け本好きなたまらんかも!?

のぞき

概要

  • 作品名:【ノウイットオール あなただけが知っている】以下【ノウイットオール】
  • 作者:森バジル
  • 発売日:2023年7月5日(単行本)
  •    :2025年9月3日(文庫本)
  • 発行所:文藝春秋

あらすじ


松本清張賞受賞作

初めて読む森バジルの作品ですが、今回紹介する作品【ノウイットオール】松本清張賞を受賞している作品でした。

松本清張賞は横山秀夫【陰の季節】で受賞しており作品からしてシリアスな真面目な作品が受賞するものと思ってました。

ただ今作の森バジル【ノウイットオール】を読んでみると、シリアスな作品では無く読みやすいエンターテインメント作品が受賞してたので意外でした。

そんなバンディーと同じように松本清張賞受賞作品はシリアスだと思い敬遠してた方ほど読んで頂きたいです!

色々なジャンルの連作短編小説

今作森バジルの【ノウイットオール】連作短編小説となっています。

ただ本としてのジャンルは分類不能なんですね〜。

何故分類不能かと言うと5つの話があり、それぞれのジャンルがミステリー、恋愛、SFと様々だからなんです。

しかも主人公も毎話変わります、なので全く別の話が5つあるみたいな本になってます。

主人公は違うが登場人物は違う話でも登場するので、その点はバンディー好きで今まで何度も書いてる伊坂幸太郎の名作【ラッシュライフ】を思い浮かべさせます。

どこが連作短編小説と言うと最後まで読んで頂いたら分かりますが、ネタバレになるので詳しくは書きませんが話同士でも関係性もあるので連作短編ぽい作りになってます。

ギミックメーカーの名に納得

今作【ノウイットオール】は連作短編小説ですがそれだけではないんですね〜!

冒頭で書いてる通りバンディーは文庫本の表紙で気になりジャケ買いした作品でした。

本のカバーにも仕掛けがあり読み終わってからめくってくださいと書かれており、本自体に仕掛けがあるのはワクワクします。

表紙だけでは無く、本の終盤にも仕掛けがありバンディーは凄く良い試みだと思いましたね〜。

読者だけが話の全貌がわかる点GOOD!

ただ残念な点もありひとつひとつの話のクオリティやトリックは低いのでそれだけが惜しかった・・・。

けど作者の森バジルにはこれから期待してしまいます!!

【ノウイットオール あなただけが知っている】

バンディー的オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

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