ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は野宮有のエンターテインメントミステリー小説【殺し屋の営業術】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!
結構話題に上がっており気になったから読んでみましたが、話題になるのにも納得の1冊でした!!
営業×殺し屋という相反するキーワードを上手く融合した作品

概要
- 作品名:【殺し屋の営業術】
- 作者:野宮有
- 発売日:2025年8月29日(単行本)
- 発行所:講談社
あらすじ
営業成績第1位、契約成立のためには手段を選ばない、凄腕営業マン・鳥井。
アポイント先で刺殺体を発見し、自身も背後から襲われ意識を失ってしまう。
鳥井を襲ったのは、「ビジネス」として家主の殺害を請け負っていた「殺し屋」だった。
目撃者となってしまった鳥井は、口封じとして消されそうになる。
絶体絶命の状況の中で、鳥井は殺し屋相手に「ここで私を殺したら、あなたは必ず後悔します」と語り出す。
「今月のノルマはいくらでしょう? 売上目標は?」
「契約率は25%……、残念ながら、かなり低いと言わざるを得ません」
「どうしてこんな状況になるまでプロの営業を雇わなかったんですか?」
そう……これは商談なのだ。
研ぎ澄まされた営業トークを矢継ぎ早に展開し、場の空気を掌握する鳥井。
「あなたは幸運です。私を雇いませんか? この命に代えて、あなたを救って差し上げます」
契約成立。
鳥井は、殺人請負会社に入社することに。
前代未聞の、「命がけの営業」が始まる――。引用:講談社
営業
今回紹介する作品【殺し屋の営業術】はタイトルにある通り『営業』が重要なキーワードになってきます。
主人公の鳥井は凄腕の営業マンで、契約を取るためには色んな策を駆使してもぎ取ってきます。常に営業成績1位のエリート営業マンなのです。
冒頭だけ読んでいると普通に営業のノウハウが描かれているので、半沢直樹的なストーリーでも始まるかと思ってました。
ただ営業マンの鳥井が描かれてますが、鳥井自身どこか普通の人とは違いエリートと言うカテゴリからも外れてるまともでは無い人物でした。
そんな営業マン鳥井の人生が大きく変わるような出来事に遭遇してしまうのでした・・・。
殺し
ずっと営業の話が続くと思った矢先に鳥井は殺人現場に遭遇してしまい、殺人犯に気絶させられ身柄を拘束されます。
いきなり非現実的な場面に変わり、鳥井も殺されそうになるが自分を営業マンとして殺し屋に売り込み始めるのでした。
ただ単に命乞いの為だけに自分を営業マンとして売り込んでるのでは無く、キチンと理にかなった説明をして攻めていくのが冒頭の営業の話が活きてきて余計に面白く感じました!
殺し屋の業界も色々と大変で、ビジネスとして成り立っているので契約契約率が低く鳥井が遭遇した殺し屋一味もケツに火がついた状態でした。
凄腕営業マンの鳥井がどのようにして殺し屋業界を営業スキルを駆使して殺しの契約を取っていくのか!?すでに面白そうでワクワクしてきます。
順調から一転
鳥井が殺し屋の営業になり始めは戸惑っていたが、徐々に順応して頭角を現し始めてから一気に面白くなり話に惹かれる。
雇い主の殺し屋達も個々は優秀で上手く活かす人が居なかったので弱小チームみたいだが、個性豊かな殺し屋達をどのように鳥井が活かしていくのか!?
何章かに分かれて話が進んでいきますが、ラストには巨大な敵が現れ流石の鳥井も苦戦をしいられます。
有能な営業と最強の殺し屋コンビが敵ながらに魅力的で悪役も良かったらさらに物語は面白くなりますね〜!
営業スキルを駆使しながらどのように巨大な敵に打ち勝つのか?騙し合いの要素もあり最後まで飽きずに読めたのは流石江戸川乱歩賞受賞作品といったところか。
最後に
今作【殺し屋の営業術】は歴代江戸川乱歩賞受賞作の中で上位になるくらい面白く、ミステリー初心者の方でも読みやすい作品になっていました。
ただせっかくの魅力的な悪役をもう少しだけ活かしてあげても良かったかもとは思いました、以外にラストがあっさりだったのも気になりましたね〜。
多分いつか映像化しそうだし、続編が出る予感がするのでこれからにも期待です!!
【殺し屋の営業術】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆