真相が見えてこないミステリー小説!?ジェローム・ルブリ【魔王の島】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど〜も、バンディーです!!

今回紹介する作品はジェローム・ルブリのミステリー小説【魔王の島】をネタバレ無し感想を紹介していきたいと思います!!

フランス産ミステリーで初めて読む作者の作品なので期待と不安でいっぱいですが果たして!?

先が読めない展開の先に待つ結末とは・・・

孤島

概要

  • 作品名:【魔王の島】
  • 作者:ジェローム・ルブリ
  • 発売日:2022年9月1日(文庫本)
  • 発行所:文藝春秋

あらすじ

引用:文藝春秋

フランス産ミステリー

今回紹介している【魔王の島】はフランス産ミステリーです!

フランス産ミステリーは独特の雰囲気があり良くも悪くも記憶に残る作品が多い印象ですね〜!

バンディーが以前にも紹介しましたが、ミシェル・ビュッシ【恐るべき太陽】ピエール・ルメートル【その女アレックス】【悲しみのイレーヌ】【傷だらけのカミーユ】があります。

【その女アレックス】は年末のミステリーランキングを4冠達成して話題になったので知ってる方はいるかも知れませんね〜!

バンディー個人的にオススメしたいのはミシェル・ビュッシ【恐るべき太陽】で久しぶりに海外ミステリーに驚かされまし、仕掛けが素晴らしかった!

ピエール・ルメートル【悲しみのイレーヌ】もオススメですがシリーズ作品で次の作品【その女アレックス】より前に絶対に先に読んで下さい!【その女アレックス】【悲しみのイレーヌ】のネタバレが思いっきりされてますので、驚きが半減するからです!!

ありきたりな海外ミステリーに飽きたらお次はフランス産ミステリー小説にチャレンジしてみて下さい!

孤島に向かうが・・・

今作【魔王の島】過去と現在の出来事を行ったり来たりします、主人公の1人でもある女性新聞記者サンドリーヌが亡き祖母の遺品を整理するために孤島を訪れます。

この孤島も変わっており普通の人は渡ることができず島にも限られた人数しか今は住んでいません、そんな島に祖母の遺品を整理しにいくサンドリーヌですが今まで1度もあった事も無いし、連絡も無かったのに祖母から遺言だけがサンドリーヌ宛にあったという不可思議な状況です。

それだけで十分雲行きは怪しいそうですが、そこから島に渡り島の異様さに徐々に気づいていきます、怪しげな施設やその施設にいた子供たち10名が乗った船が沈没して全員亡くなる悲劇もあった事が判明します。

サンドリーヌも気味が悪い体験をし『魔王』の存在を感じ始め真相を探るが思いもしない展開が待ち受けます・・・。

過去の出来事

お次はサンドリーヌの祖母の話に触れていきます、今作【魔王の島】は先ほども書いた通り過去と未来を行き来して話が語られていきます。

過去編では祖母も生きてるし若い時代の話になります、サンドリーヌが孤島を訪れた際に住んでいる人達も過去編では祖母と同じく若い姿で登場してるのが面白い!

過去編は過去編で謎があったりして進んでいきます、ここでも『魔王』の存在がチラツキますます正体が気になりますね〜!

過去と現在が交わる時に一体どんな驚きが待ち受けるのか非常にワクワクします!!

一筋縄ではいかないぞ!

今回紹介した【魔王の島】は過去と未来語らますが、さらには娘が失踪して心に傷を負った刑事が登場します。

この刑事が登場する事でさらに物語は複雑になりますます着地が分からなくなってきました(笑)

ただしっかり結末は提示されるのでここでめげずに最後まで見届けて下さい、きっと思いもよらない展開で驚かされるはずです!?

二転三転する展開やそれだけにはとどまらない変化で読者を楽しませてくれます、今までフランス産ミステリー読んだ事ない方こそ始めのうちに読んで欲しいです!

賛否両論

今作【魔王の島】は確かに目まぐるしい展開で驚かされますが、それに対してツッコミたくもなるが思いもよらない展開もあるので非常に評価が難しい作品でした。

人によってはかなり合う合わないが強く出る作品なので万人受けは難しいですね~、ちなみにバンディーは確かに展開には驚かされたが合わなかった。

何の面白みもない単調な作品よりは、今作【魔王の島】のように尖った作品の方が賛否両論あるが記憶には残ると思います!

合わなかったら仕方がないが、その感想は1度も身を通してみて決めてみてはいかがでしょうか!?

【魔王の島】

バンディー的オススメ度

★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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