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終盤のカタルシスが良かった映画!【ウインド・リバー】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品はジェレミー・レナー主演のスリラー映画【ウインド・リバー】をネタバレ無しで感想を書いていきます!!

重い内容だが引き込まれる作品

概要

  • 作品名:【ウインド・リバー】
  • 公開日:2017年8月4日
  • 監督:テイラー・シェリダン
  • 出演:ジェレミー・レナー
  • ジャンル:サスペンス、スリラー
  • 制作国:アメリカ

あらすじ

ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。

引用:映画.com

予告

内容は重いが・・・

今作【ウインド・リバー】はアメリカの辺境を舞台とした作品でネイティブアメリカンが追いやられた土地タイトルにもある『ウインド・リバー』で事件が起こります。しかも今作【ウインド・リバー】は内容が結構重く途中でしんどくなりましたが、実際にも若い女性のレイプや失踪事件が起こっていますそれを題材として制作されています。

今回起こる事件も若い女性が雪山の中で裸足で10kmも歩き死んでいました、何故裸足で10kmも歩いたのか?しかも強姦された形跡もあり事件自体が重いので気軽に観れる映画ではないです!しかも被害者の父親はネイティブアメリカンでジェレミー・レナー演じる主人公コリーとも顔なじみなのです。コリーも時折垣間見える会話等で暗い過去がある事が分かります、事件の被害者とコリーの娘も友達どうしなのです、バンディーも娘を持つ父親の身としては感情輸入をしてしまいやはり観ていて重い気持ちになりました。

雪原が舞台

今作【ウインド・リバー】は終始雪原が舞台の作品で、観ながら頭に思い浮かんだ他の作品がありクエンティン・タランティーノ監督作【ヘイトフル・エイト】やコーエン兄弟【ファーゴ】他には【フレンチアルプスで起きた事】【レヴェナント: 蘇えりし者】が思い浮かび映画冒頭のコリーが雪山の中で狩りをする所が描かれますがその時はオープンワールドゲームの名作【レッドデッドリデンプション2】の冒頭を思い浮かべましたね~!

改めてこう書いてみると雪原や雪が舞台の作品は名作が多いですね!閉ざされた空間なのでミステリーにピッタリですし、事件が起きた時不謹慎ですが雪に飛び散った血がビジュアル的には非常に映えるんですね~。

重い出来事の中で訪れるカタルシス!!

事件の捜査をFBIの女性捜査官ジェーンと共に捜査していく中で、『ウインドリバー』という娯楽や楽しみがほとんどない辺鄙な場所でのネイティブアメリカンに対する差別的なこと等『闇』が徐々に明らかになっていきます。

事件の全容が分かってくると被害者が襲われる描写が流れますがこの重い部分があり胸糞が悪くなりますが、最後に訪れるコリーが事件の『重要人物』に対する行いが今まで重い気持ちが晴れやかになるような『行動』が非常にカタルシスを得る事になります!!カタルシスとは『モヤモヤが解消されてスッキリする事』

それまでの重い事件があったからこそコリーの行動で引き起こされるカタルシスが活かされてくるんですね~!!思いテーマを扱ったシリアスな作品ですがアクション要素もあり最後には考えさせられる映画で最初はほとんど期待していなかったですが非常に面白い映画でした!!評判は高かったので興味はあったのですがなかなか観る気が起きなかったのですがその理由は次に書きます。

ジェレミー・レナーに対する考えが変わった作品

先ほども書きましたが今作【ウィンド・リバー】は評価は高かったので興味はありましたがバンディーはなかなか観る気が起きなかったのですがその一番の理由は主演がジェレミー・レナーだった為なんです・・・(ジェレミー・レナーファンの方達ごめんなさい!!)

ジェレミー・レナーの印象はとんどマーベル作品は観ていませんがアヴェンジャーズ作品に登場するホークアイのイメージが強すぎたのです!あと主役って感じがせずどちらかと言えば悪役顔だからかもしれません・・・。

ただ今作【ウインド・リバー】を観てジェレミー・レナーに対するバンディーの考えは一変しました!主人公コリー自身過去に起きた出来事に対する悲しみや行き場のない感情の演技、終盤に見せる犯人に対する怒りの演技が観ているこちらまで伝わってくるほどの演技でグイグイ作品に惹きつけられました!!

そもそもジェレミー・レナーはアカデミー賞を受賞した【ハート・ロッカー】で主演を演じているので凄い俳優なのにバンディー自身が作品を観ずにイメージで物事を考えていたのでこういった悪い考え方は改めないといけないと痛感させられた作品でもありました!!

【ウインド・リバー】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★★☆☆

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