ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はサイコスリラー映画【ブラックフォン】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
イーサン・ホーク主演の映画ですがとにかく表紙の写真がインパクト強いので内容が気になってしまう作品なのは間違いないですね~!
ホラーと言うよりサイコスリラー映画!
概要
- 作品名:【ブラックフォン】
- 公開日:2022年6月24日
- 監督:スコット・デリクソン
- 出演:イーサン・ホーク、メイソン・テムズ
- ジャンル:サイコスリラー
- 制作国:アメリカ
あらすじ
コロラド州デンバー北部のとある町で、子どもの連続失踪事件が起きていた。気が小さい少年フィニーは、ある日の学校の帰り道、マジシャンだという男に「手品を見せてあげる」と声をかけられ、そのまま誘拐されてしまう。気が付くと地下室に閉じ込められており、そこには鍵のかかった扉と鉄格子の窓、そして断線した黒電話があった。すると突然、フィニーの前で断線しているはずの黒電話が鳴り響く。一方、行方不明になった兄フィニーを捜す妹グウェンは、兄の失踪に関する不思議な夢を見る。
引用:映画.com
予告
インパクト大な作品!?
今回紹介している【ブラックフォン】は冒頭に書いてる通り最初内容より先にビジュアルのインパクトが強すぎて気になってしまった作品です!初見では【マッドマックス】関係って言われても分からないかも(笑)
化け物のような不気味なマスクを被った男のみが写ったビジュアルですが、シンプルながら充分インパクトを残してますし個人的にはここ近年でベストスリーに入る映画のビジュアルでした!
タイトルの【ブラックフォン】もいいタイトルだと思いますが、ビジュアルと相まって記憶に残る作品だと思うし第一印象ってかなり大事だと改めて思いましたね~!
肝心の内容も面白く無ければ意味ありませんが今作【ブラックフォン】はタイトルやビジュアルに負けない作品だったのでしょうか!?
連続児童誘拐の話だけと思いきや・・・
今回紹介している【ブラックフォン】は最初連続児童誘拐のお話と思ってたら徐々に予想してたのとは違う展開を迎えて行きます!
今作は少年のフィニーと妹グウェンが主人公です、児童誘拐の被害者もフィニーと関わりのある子供達も誘拐されています、作中フィニーとのやり取りも描かれているので後で訪れる展開になった時効いてくるんですね~!
特にケンカも強く荒くれ者のロビンとフィニーのやり取りは観ていて感じるものがありました、ナヨナヨしていじめらる要素のあるフィニーもロビンから狙われると思いきやフィニーだけは気にかけており唯一友人と言える存在でした。
これがのケンカが強いいじめっ子でフィニーも苛めてたらただの嫌なやつで、ロビンに対して何の愛着も湧かなかったと思いますが、フィニーもロビンに勉強を教えたりと何かこういう関係って良いですよね!?
そして主人公フィニーも映画のお約束通り?誘拐されてしまうのですがそこから徐々にただの誘拐事件では無くなって来るのでした・・・。
ホラー要素
フィニーが監禁されている部屋で目覚めてから一気にホラー要素が強くなってきます、今作【ブラックフォン】のインパクトあるビジュアルで裏主人公的な恐ろしい仮面を被った誘拐犯がフィニーの前に姿を現すのでした!
タイトルにある【ブラックフォン】、『黒電話』が監禁された部屋にポツンとあるのです、この『黒電話』が今作では重要なポイントになります!しかし、今はほとんど目にする事が無い黒電話が登場ては(笑)昭和生まれまでの人しか分からないアイテムですね!
断線しており何処とも通話出来ない筈の『黒電話』が一方的に電話がかかってくるのでした・・・、ここからホラー色が強くなっていきます!かかって来た電話は今までに誘拐された子供達からでした。
しかし、この黒電話をかけてきた子供達は会話から全員誘拐犯に殺害されている事が判明します、絶対に電話出来ない筈の黒電話からの通話相手は死者からだったのです、電話しだしてから急にフィニーの前に殺された子供達が無惨な姿で登場します、想像しやすいのは【シックスセンス】で幽霊が登場するシーンに近いかもしれません!
ただ子供達が殺された無惨な姿で登場するのでそういった描写が苦手な方は注意が必要です!そして、色々な殺された子供達と死者からの通話をして監禁場所から犯人の情報や脱出のヒントを与えてくれて準備を進めますが、ついにフィニーに1番出たくない相手から電話がかかって来てしまいます、そうロビンからなのでした・・・。
霊感をもつ兄妹
今作【ブラックフォン】の見所として『霊感』があります!妹のグウェンは『予知夢』をみることがありこの能力が行方不明になったフィニーを探す手掛かりになるのでした。
フィニーはそんな能力は無いと思われましたが、『死者からの電話』を受ける事自体が能力がある証拠だと気付きました!何故フィニーとグウェンの兄妹にはそんな能力があるかと言えば母親もそんな『霊感』の持ち主でした。
父親から母親も『霊感』を持っていた事を教えられますが、その事が原因で自殺していることも分かるのでした。
2人の父親は最初アル中で暴力的で滅茶苦茶嫌な父親像として描かれていますが、母親の死んでからこのような姿になってしまったと思われるし、その為に子供達には『霊感』を信じるなと言い続けてきた裏には母親のようになり命を落として欲しくないと言う理由があるのだとバンディー的には解釈しました。
ただのホラーサスペンスでは無かった!
今作【ブラックフォン】を見終わって最初はホラーサスペンスのハラハラする作品だと思いました!確かにその要素は強く怖い作品ではありますがそれだけではないと観ていく内に感じました!
親子愛、兄妹、友情そしてフィニーの成長物語でもありました!フィニーとグウェン兄妹と父親との関係、兄を思い1人必死に能力を使い探す妹、亡くなっても続くロビンとの絆、最後に最初のフィニーとの印象の違いにビックリする筈です!
今作【ブラックフォン】はただ怖いだけではここまで印象に残らなかったが、先ほど伝えた要素が加わる事で印象に残る作品になりました!ほとんど仮面を被ってたので素顔はほとんど写らなかったが誘拐殺人犯としてのインパクトはバッチリでした!
以前紹介した【ファウンド】と同じ匂いがしました!どちらホラー要素あるがそれ以上の存在感を示してくれた作品でした!ただわがままを言うなら、フィニー達の母親の描写をもう少し深く掘り下げて欲しかったのと生きてる前にロビンとのやり取りももっと欲しかったですね~登場時間もっと欲しかった!イーサン・ホーク演じる犯人の動機の印象が薄かったのでもう少し説明が欲しかった!
最後は要望が多くなりましたが(笑)ホラーだからと怖がらず今作【ブラックフォン】は1度は観て欲しい作品でした!!
【ブラックフォン】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
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