ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介しているライトノベル、駄犬【誰が勇者を殺したか】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
今は昔に比べたらラノベに対してだいぶ理解されるようになりましたが、今作【誰が勇者を殺したか】はラノベ苦手な方こそ読んで欲しい作品です!!
タイトルと表紙を含めて目を惹くラノベ!!
概要
- 作品名:【誰が勇者を殺したか】
- 作者:駄犬
- 発売日:2023年9月29日(文庫本)
- 発行所:角川
あらすじ
勇者は魔王を倒した。同時に―帰らぬ人となった。魔王が倒されてから四年。平穏を手にした王国は亡き勇者を称えるべく、数々の偉業を文献に編纂する事業を立ち上げる。かつて仲間だった剣聖・レオン、聖女・マリア、賢者・ソロンから勇者の過去と冒険話を聞き進めていく中で、全員が勇者の死の真相について言葉を濁す。「何故、勇者は死んだのか?」勇者を殺したのは魔王か、それとも仲間なのか。王国、冒険者たちの業と情が入り混じる群像劇から目が離せないファンタジーミステリ。
引用:BOOKWALKER
有りそうで無さそうで有りそうな設定!?
今作【誰が勇者を殺したか】はRPGの設定を上手く小説に落とし込んだ作品です!!
RPG好きな方は小説が苦手でも非常に読みやすい作品となっております!!
勇者が魔王を倒した後に死んでしまった状態で話が進んでいくのですが、有りそうで無さそうな設定と思いましたがそうでも無かったですね(笑)
【葬送のフリーレン】も勇者が死んだ後の話で物語が進んでいくので意外にこの手の設定多いのかもしれませんね〜。
勇者と言えば主役中の主役で、そんな主役がいないままで物語進めるのはかなり勇気がいったと思いますが、結果違った面白さが生み出されたのでそこが面白さに繋がったんだと思います!
構成が良い
今作【誰が勇者を殺したか】は亡き勇者アレスの偉大さを文献に残す為に関係者に話を聞いていくスタイルで昔を振り返っていきます。
魔王を倒した時のパーティーで剣聖・レオン、聖女・マリア、賢者・ソロン達から話を聞いていくのですが、各章ごとに分かれてます。
それだけだったら良くある構成ですが、そこからさらに当事者からみたアレスについてと、アレス自身の視点から過去を振り返っていく構成になってる部分が良かったです!
一方の視点だけでは無く、双方からの話を聞ける事でよりアレスについても深く理解できるし、仲間達レオン、マリア、ソロン達の事もだんだんとどんなキャラクターか分かってきてより愛着を持てるようになりました。
誰が勇者を殺したか
まさにタイトル通り【誰が勇者を殺したか】についてがいちばん興味ある部分ですし、ミステリー的な要素もあり先がかなり気になりました!
『本当は勇者は誰に殺されたのか?』が常に頭の中に疑問が浮かんだまま物語を読んでいく事になります。
もしかして剣聖・レオン、聖女・マリア、賢者・ソロンの中に勇者アレスを殺した人物がいるのではないか?
確かに過去を振り返ったり噂話では3人共に動機がありそう!?それとも別の人物か?魔物達なのか?どうです?かなり先が気になる物語でしょ!?
もちろん真相は明らかになるので、読者の皆様は色々な疑問が解消されスッキリするでしょう!
タイトルの【誰が勇者を殺したか】の意味も理解した時どんな気持ちになるでしょうね!?是非とも直接読んで確かめて欲しい!!
ラノベのイメージを変えた作品!
今回紹介した【誰が勇者を殺したか】はジャンル的にはラノベになりますが、バンディーは実際に読んでみてラノベのイメージが変わりました!
それほど今作【誰が勇者を殺したか】は読みやすいし、良い意味でラノベっぽさが無くスラスラ読めました!
唯一気になったのはボリュームが少なく感じたのでもっと深掘りして欲しかったのと真相は確かに驚くが思ってた方向性では無くアッサリしてた点ぐらいです。
しかし、ラノベに偏見や抵抗ある人こそ読んで欲しいと思うので、是非ともチャレンジして下さい!!
RPG好きだからこそわかる描写もあるし、純粋に小説として面白い、こりゃ〜アニメ化待ったなしだ!!
【誰が勇者を殺したか】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★☆☆