ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は怪異とミステリーが程よくマッチした作品一肇・安倍吉俊【フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない】をネタバレ無しで紹介していきます!
青春怪談小説シリーズ第1弾作品!!
概要
- 作品名:【フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない】以下【フェノメノ】
- 作者:一肇(作者)・安倍吉俊(イラスト)
- 発売日:2012年6月15日(単行本)
- 発行所:講談社・星海社FICTIONS
あらすじ
ようこそ、こちら側の世界へ」
夜石に出逢ったやつは七日後に死ぬ。夜石は生きた人間じゃない。夜石が参加したオフ会は恐ろしい結末を迎える― 。 知る人ぞ知るオカルトサイト、『異界ヶ淵』であたかも都市伝説のごとく語られる美少女“美鶴木夜石”に出逢ってしまった「俺」こと“ナギ”。ありとあらゆる怪異を詰め込んだ青春怪談小説を、注目の新鋭・一肇があの安倍吉俊とタッグを組み紡ぎ出す!
引用:講談社BOOK倶楽部
青春怪談小説
今作【フェノメノ】は全くのノーマーク作品である本を読んでいたら紹介されていたので気になって読む事にしました!!青春怪談小説でシリーズ作品で6巻発行されており人気シリーズのようですね!ちょっとラノベっぽい作品で最初は抵抗がありましたが怪談とミステリー要素がある作品で両方とも好きなジャンルで期待値が高まりました!!
やはりホラー×ミステリーと言えば外せないのが三津田信三の【首無の如き祟るもの】は名作なので是非ともまだ未読の方は読んで頂きたい作品です!!また城平京の【虚構推理】も怪異×ミステリー何で近い物があるかもしれませんね!
思ったよりホラーでは無かった
今作【フェノメノ】は3章に分かれており基本的には主人公ナギの視点で描かれていきます、そこにキャラが立っている夜石(ほぼ主役)と共に怪異に遭遇していきます。
青春怪談小説や怪異、ホラーって書いてあったので怖い作品かと思い身構えていましたが(笑)そこまでビビるほどでは無かったので割と安心して読み進めて行きました。
ただ登場人物達や描写が癖があるので苦手な人はハマれない作品かもしれません・・・。バンディーも最初は拒否反応示していましたが読み進めて行くうちに慣れたのでそこまで大きな問題ではないかとは思いますが!!
ミステリー要素の方が強い
【フェノメノ】は先ほど書いた通りホラー要素はあまり強くなくバンディー的にはミステリー要素の方が強いと感じました!
第1章(case01)の『願いの叶う家』で今作【フェノメノ】がどういった作品か大体把握する事が出来ます!バンディーも最初はあまり期待しないで読んでいましたが『願いの叶う家』でミステリー的解釈がなされた時『なるほど~!』と思いそこから一気に読み進めて行く気になりました(笑)
特に第3章(case03)の『襖の向こう』は今作【フェノメノ】で一番印象に残った話ですし、ミステリー要素も一番強くどんでん返し要素もあったので面白かったです!!シリーズ作品なので他の作品も機会があれば読んでみたいと思います。ノベライズよりもアニメ化した方が面白さが伝わる作品だと思いました!!
色々な所から情報を得る
今作【フェノメノ】を知ったのは先ほど書いた『ある本』とは佳多山 大地の【新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド】を読んで知ったからなのです!!
【新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド】は様々な新本格ミステリが紹介されておりバンディーはほとんど読んだ本が載っていたのですが、その中でもまだ読んだ事が無い作品があったので片っ端から読んでいく事にしているのです(笑)
以前紹介した川崎草志の【長い腕】や阿藤玲の【お人好しの放課後】等を新しく知ることが出来本当に助かりましたね~、もう読む作品はないかと思いましたが様々な所から情報を得るのは大事な事ですね~!ミステリ初心者の方は【 新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド】 参考になるので読んでみてはいかがでしょうか!?
【フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆