ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は畑野智美の短編小説【ふたつの星とタイムマシン】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
もう一つの作品【タイムマシンでは、行けない明日】も後でも先でもいいのでオススメします!
バンディー的には今作を先に読んで欲しいですね~!
短編作品だが別の作品を読むと違う見え方が出来る!?

概要
- 作品名:【ふたつの星とタイムマシン】
- 作者:畑野智美
- 発売日:2023年1月6日(文庫本)
- 発行所:小学館
あらすじ
あの頃のあの人にもう一度、会いたい。
少し不思議なできごとが、思いもよらない結末へとあなたをいざなう。ひとつひとつの物語を大切に読みたいショートストーリー集。
●美歩が、あの頃のあの人にもう一度会うために乗り込んだタイムマシン(過去ミライ)、
●広文君の気持ちが知りたい、でも知るのも怖い(熱いイシ)、
●超能力で時間を操る中学生・大道がテレビ番組に出演することになり・・・(自由ジカン)
●一ノ瀬が会社で、ここではない何処かへと念じたら・・・(瞬間イドウ)など全7編。が緻密に絡み合い、驚きの世界が広がります!引用:小学館
ショートストーリー
今回紹介している作品は全7編の短編作品です!
ジャンルはSF、青春、恋愛等色々なジャンルがある少し不思議な作品であります。
各章の主役はバラバラだったり、また登場したりしてますし、別の章で脇役と出てきたりひとつひとつの話は独立してるが作品全体を通して同じ世界観なのはGOODでした!
別々の短編作品もひとつひとつの話に切れ味があり好きですが、バンディー的には短編だが一冊を通して繋がる連作短編小説が好きです!
今作【ふたつの星とタイムマシン】はどちらかと言えば連作短編小説に近い気がします。
タイムマシンだけではない
タイトルにタイムマシンとあるが全部が全部タイムマシン関係ではないのでご安心下さい!?
確かにタイムマシンは出てくるが、今作よりも姉妹的【タイムマシンでは、行けない明日】の方が重要なポジションで出てくるので、タイムマシン好きはそちらを読んだほうがより楽しめます。
タイムマシンと言っても名作【バック・トゥ・ザ・フューチャー】みたいに未来や過去色々とは行かず、主に過去に行くのがメインですのであしからず!
少しガッカリ・・・
今回紹介した【ふたつの星とタイムマシン】は残念ながら作品としては弱く感じました・・・。
そもそもバンディーが読みたいと思ったのは【タイムマシンでは、行けない明日】と併せてよむと登場人物と時間が緻密に絡み合い、驚きの世界が広がります!って書いてたからなんですね〜!
期待値だけ上げる煽り文はやっぱり逆効果説を唱えるバンディーからしたら、今回も説を裏付ける結果に終わりました。
バンディーは【タイムマシンでは、行けない明日】から読みましたが、確かに共通する登場人物が出てきたり、共通する場面が出てきますがそれだけでした・・・。
もっとリンクして意外な真相や驚きを期待してたので肩透かしを喰らいましたし、期待して多分余計にガッカリ。
今作から読んで【タイムマシンでは、行けない明日】を読む方が楽しめるし、最悪併せて読まずに独立したままで終わらす方がいいかも!?
【ふたつの星とタイムマシン】
バンディー的オススメ度
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
