ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品はシヴォーン・ダウドのミステリー小説【ロンドン・アイの謎】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!
単行本発売の時に存在は知っており気になってましたが、文庫本になったタイミングでチャレンジしてみました!
主人公と同じ12歳の方からでも楽しめるミステリー!!

概要
- 作品名:【ロンドン・アイの謎】
- 作者:シヴォーン・ダウド
- 発売日:2022年7月15日(単行本)
- :2025年4月11日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
巨大観覧車ロンドン・アイに乗りこんだ少年。しかし、一周して降りてきたカプセルに、彼の姿はなかった。空に浮かぶ閉ざされた場所から、なぜ、どのようにして消えたのか? 少年のいとこであり、「ほかの人とはちがう」頭脳をもつテッドは、この謎について九つの仮説を立て、推理を始める──。張りめぐらされた伏線と端正な謎解き。
引用:東京創元社
タイトルが気になった
今回紹介しているシヴォーン・ダウドのミステリー小説【ロンドン・アイの謎】まず気になったのはタイトルですね〜!
『ロンドン・アイ』ってなんだろう?ってのが率直な感想でしたが、真っ先に思い浮かんだのが全く関係ないが、『ゴールデン・アイ』でした(笑)小学生の時に任天堂64で死ぬほどしてたので〇〇・アイってついてたら勝手に『ゴールデン・アイ』に脳内変換されるぐらい影響受けました。
話はそれましたが『ロンドン・アイ』は作中のフィクションかと思ったのですが、調べたら実在するものなんですね!
ロンドンに2000年からあるカプセル型のゴンドラです、バンディー一つ後悔したのが調べてから読んだらもっとイメージしやすくお話が読めた事でした。
なのでこれから読む方は是非とも写真で確認してから読むともっと楽しめるはずです!?
主人公テッドが良い
今作【ロンドン・アイの謎】は主人公のテッドが良い味を出しています!
12歳の少年ですが、読んでいてどこか変わった少年の印象を受けました。
作中でもテッドは他の人とは違う頭脳を持つと書かれています、天才と言う訳ではなく言動からバンディー的に予想すると自閉症なのかなと思いました。
作中ハッキリと明言されてませんが、自閉症はバンディーにとっても馴染みがある事なので余計に感情輸入して読んでしまいました。
普段の生活では姉にイジられたり、テッドの空気を読めない言動や特徴のある仕草等人と違った点を読んでて感じましたが、いざ謎解きの時となるとキチンと考えて解決していく様はそのギャップから何とも言えない気持ちになりながら読みました。
テッドの成長を見守ってる気持ちになりましたね〜。
12歳からでも読めるミステリー
今回紹介した【ロンドン・アイの謎】は主人公テッドと同じ年齢の12歳からでも読めるミステリー小説です。
お話はテッドのいとこがロンドン・アイに乗ったはずなのに降りてくる事なく、行方不明になる事件が発生します。
テッドと姉で協力して謎を解決しようとする様子は読んでて応援したくなりました!
連続殺人事件が起こるわけではなく、バラバラ死体も出ないので、ミステリーが苦手な方にもオススメ出来ます!
ただミステリー玄人の方には若干物足りなくなるのが残念な点でした・・・。
最後に
今作【ロンドン・アイの謎】には続編があり、【グッゲンハイムの謎】があります。
ただこの作品は作者がシヴォーン・ダウドだけではなく、ロビン・スティーヴンスの名前もあります。
【ロンドン・アイの謎】は2007年にイギリスで発売されてますが、発売2ヶ月後に亡くなってるんです。
亡くなってから10年後の2017年にシヴォーン・ダウド原案でロビン・スティーヴンスが書き上げたのが次作【グッゲンハイムの謎】になります。
そんな経緯があるので尚更読んでみたくなりましたので、また読み終わったら感想を書きたいと思います!!
【ロンドン・アイの謎】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆