ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は紺野天龍のミステリー小説【魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
紺野天龍は以前紹介した【神薙虚無最後の事件】が面白く印象に残った作家です!そんな作品の続編は嬉しい限りです!!
魔法使いは現実か?虚構か?

概要
- 作品名:【魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心】以下【魔法使いが多すぎる】
- 作者:紺野天龍
- 発売日:2025年2月14日(文庫本)
- 発行所:講談社
あらすじ
人を不幸にしない名探偵を目指す大学生・志希が出会ったのは、
自らを魔法使いと信じる女性だった。
依頼された事件は、師匠の死。
剣が宙を舞い首が落ちる事件で、
獄炎使いも人形師も次々に犯行を自白する
という異常事態を論理で解決せよ!
「探偵たるもの、依頼人を信じ抜くのです!」
魔法を信じる心に〈名探偵倶楽部〉の論理は届くのか。
青春の日々が蘇る、やさしいミステリ。引用:講談社
シリーズ作品
今回紹介している【魔法使いが多すぎる】はシリーズ作品となっています!
前作は【神薙虚無最後の事件】という作品で冒頭でも書いた通り、バンディーのお気に入りの作品で印象深い作品でした。
多重解決と作中作が印象的でラストの展開も良かったですね~!
以前バンディーの記事でも紹介してるので気になった方は参考にしてみて下さい。
今作【魔法使いが多すぎる】は前作【神薙虚無最後の事件】を読まなくても問題なく読めるので大丈夫です!
前作読んでから今作を読んでも、今作読んで楽しめたら前作を読んでもどちらからでも大丈夫なので気軽に読んで下さい。
魔法使い?
今作紹介している【魔法使いが多すぎる】はタイトル通り魔法使いが登場します。
普通に考えたら魔法使いはファンタジー世界やRPGにしか登場しないので、今作ではどのようにからんでくるのか!?
大学生の主人公白兎が魔法使いに出会ってしまう事から物語が始まります。ミステリー小説ですが日常を描いてる中にどのように関わってくるのか楽しみですね~!
出会った魔法使い?麻鈴も志希と同じ大学に通っています、本人と話すと自身は本当に魔法使いを信じ込んでおり姉妹も育ての師匠も魔法使いだと言います。
姉妹の魔法使いから渡すように言われている日記『グリモワール』の内容を読んでも小さい頃から記している内容は魔法使いが実在する内容なんですね〜。
ある時に師匠が魔法で殺される状況に遭遇しており、本当に魔法使いがいるのか?いないのか?読んでいて分からなくなりました。
魔法使いと対決
魔法使いの師匠と姉妹に面倒をみてもらいながら育っていきます。実際には血は繋がっていませんが仲良く暮らしていました。
ある日師匠は魔法を使う何者かに殺害されたようで、麻鈴が大学になった今姉妹達が師匠を殺害したと言い始めます。
そして、一体どのように殺したのか?本当に魔法なのか?白兎と後輩で名探偵の志希か謎を解き明かしていきます。
姉妹の魔法使いは『フレイムマスター』や『人形使い』といった肩書き?二つ名?を持っているのですがちょっと中二病っぽくて痛々しい(笑)
若干ラノベ感かあるので人によっては合う合わないがあると思うのでその点は要注意です!
前作同様今作【魔法使いが多すぎる】もどのように師匠が殺されたのか?様々な解決を読ませてくれる多重解決ミステリーで楽しめます。
ミステリー初心者にはピッタリ!?
今作【魔法使いが多すぎる】は殺人は起きますが、ガッツリしたミステリーでは無いので恐ろしい描写が苦手な方やミステリー苦手な方やミステリー初心者には読みやすいのでピッタリだと思います。
魔法使いの正体はバンディー早い段階で気付いたのでワクワク感は無かったのが残念・・・。
多分ミステリー読み慣れてる方はすぐにピンとくるはず!?
多重解決を味わえるので良かったですが、バンディー的には【神薙虚無最後の事件】の方が驚きや仕掛けは楽しめたので前作超えはならなかったですね〜!
これからもシリーズ化して欲しい作品なので次回作に期待です!!
【魔法使いが多すぎる】
バンディー的オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆
