初期の名作を今更読んでみた!赤川次郎【三毛猫ホームズの推理】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は赤川次郎の名作ミステリー【三毛猫ホームズの推理】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

かなり初期の作品だがミステリーとしても名作でよく名前が挙がる作品を今更ながら読んでみました!!

いつまでも語り継がれる名作なのか!?

猫

概要

  • 作品名:【三毛猫ホームズの推理】
  • 作者:赤川次郎
  • 発売日:1984年3月30日(文庫本)
  • 発行所:角川

あらすじ

体つきは優雅で上品、きりっとした顔立ちの三毛猫。手術で子宮をとったせいか、時々“物思い”にふける癖がある。だがひとたび事件がおこると、ユニークな推理と鋭い冴えで人間どもを翻弄する。その名も『ホームズ』。そして、コンビの片山は、血を見るのは大きらい、アルコールはダメ、女性恐怖症と三拍子そろった独身男性。“一応”刑事だ。売春、密室殺人、女子大生連続殺人事件と二人(?)のまわりには事件がいっぱい。

引用:角川

初期作品

今回紹介している作品【三毛猫ホームズの推理】は赤川次郎作品の中でも初期の作品です。

初期の作品だがよくミステリーの中でも名作としてよく名前が挙がります、1984年発売の作品で約40年前の作品なんですね~!

やはり内容的には昔の作品なので古臭く感じる部分はありましたが、読めない事は無く普通に楽しめました!!

以前紹介した【告別】の時も書きましたが、やっぱり赤川次郎の作品は読みやすい!その部分は魅力と言ってもいいでしょう!!読ませる力がある作品は強い。

シリーズ一番最初の作品で今現在も最新刊も発売されており、何と47弾まで続いている長寿シリーズです(2025年1月2日現在)

不思議なコンビ!?

今作【三毛猫ホームズの推理】の主人公は刑事の片山でいかつい刑事では無く、血もアルコールも女性も苦手な頼りなさそうな刑事です(笑)

そして相棒がタイトルにも書いてある『ホームズ』です!面白いのが人ではなく三毛猫が相棒なんですね〜!

何故三毛猫が相棒になるのかは読んで頂いたら判るので詳しくは書きませんが、1984年当時は人ではなく猫が相棒って言うのはかなり斬新な設定だったのではないでしょうか!?

人とは違い言葉でヒントを与えてくれるのではなく、ちょっしたホームズの行動が事件解決のきっかけを与えてくれその積み重ねで真相が判明していきます。

色々な事件

今作【三毛猫ホームズの推理】は一つの事件を解決していくパターンではなく、様々な事件が起こります。

片山はそんな様々な事件に巻き込まれながらホームズと共に推理していくのでした。

冒頭から売春している女子大生を襲う殺人犯の犯行が描かれます。

この事件だけではなく女子大生連続殺人に発展するし、別の人物も殺されたりと繋がりがあるのか無いのか分からなくなります。

そんな様々な事件も読み進めていくうちに推理して解決していくのですが、複雑だった事件が綺麗に解決していく様には驚きました!

赤川次郎作品にはそんなにガッツリしたミステリー要素は無いと思ってましたが今作【三毛猫ホームズの推理】は違いました!!

一筋縄ではいかない!?

様々な事件も起こりますが、人間関係も一筋縄ではいきません!?

事件の被害者の愛人関係にあった女性と片山はいい感じになるし、妹も何やらありそう?

亡き父の代わりに面倒をみてくれいる上司の刑事、良き先輩刑事等など、事件現場の大学生関係者も登場してきます。

久しぶりにこんなに登場人物が多い作品を読みました、しかも凄いところはこの登場人物達が全く無駄になっていないところです!!

これは久しぶりに凄いと思いました!よく登場するだけで全く関係無かった人物とかいますが、今作【三毛猫ホームズの推理】に至っては内容に関係してるのがお見事でした!

読んで頂いたら納得してもらえるし、驚く展開やどんでん返しもあるので飽きずに読めるはず!?

よくあるミステリーだと思ったが意外な毒を隠し持ってたのには驚いた!

シリーズも長く続き名作ミステリーとして挙げられるのにも納得!!

【三毛猫ホームズの推理】

バンディー的オススメ度

★★★★★☆☆☆☆☆

【サクっと!オススメ作家別リスト!!】

-