ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回はコーエン兄弟監督作のクライムサスペンス映画【ノーカントリー】をネタバレ無しで紹介していきます!!コーエン兄弟と言えば以前紹介した【ファーゴー】がバンディーの中でかなり印象に残った作品でしたので今作【ノーカントリー】を観てコーエン兄弟の作品が気に入ったら是非観て貰いたいですね~!!
かつてここまで印象に残った殺し屋がいただろうか・・・?
概要
- 作品名:【ノーカントリー】
- 公開日:2007年11月21日
- 監督:コーエン兄弟
- 主演:トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム
- ジャンル:クライムサスペンス、犯罪ドラマ
- 制作国:アメリカ
あらすじ
1980年の米テキサスを舞台に、麻薬密売人の銃撃戦があった場所に残されていた大金を盗んだベトナム帰還兵(ブローリン)と殺し屋(バルデム)の追跡劇、そして2人を追う老保安官(ジョーンズ)の複雑な心情が描かれる。
引用:映画.com
予告
アカデミー賞受賞作品!!
今作【ノーカントリー】は第80回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の計4冠を受賞した作品なので面白さはお墨付きですが、クライムサスペンスなので万人受けする作品では無いのでそこがバンディー的にはもどかしい所ですが一度は観ておいても損では無い作品ですね~!!
先ほども紹介した【ファーゴ】でも脚本賞を受賞しており特に主演のフランシス・マクドーマンドの演技が光っていました!!し、そう何回もアカデミー賞は取れるものでは無いので監督としては有能なんでしょうね、しかし最近は以前の勢いが無いような感じがするのが寂しい点です・・・。
物語はいたってシンプル
今回紹介する【ノーカントリー】は1980年代のアメリカのテキサスが舞台になっている映画ですが、物語は麻薬取引で銃撃戦があった現場から大金を盗んだ男を保安官と殺し屋が追跡するといった物語自体はいたって平凡でよくありそうなお話ですが、ただそれだけでは今作【ノーカントリー】がアカデミー賞を受賞する事は無かったでしょう!!
ネタバレでは無いので書いてしまいますが今作はバンディーが大好きなどんでん返し等の要素は全くありません!が物語がしっかりしていれば面白い映画は面白い!と改めて思い知らされましたし、何より演出も秀逸なんです!!
映画史に残る殺し屋
【ノーカントリー】の感想を書く上で避けては通れない事があり、それは今作で登場するハビエル・バルデム演じる殺し屋が映画史にも記憶にも残る殺し屋を演じているという事です!!この殺し屋を観るだけでも今作【ノーカントリー】は見る価値があります!!
ハビエル・バルデムは今作【ノーカントリー】で初めて知りバンディーの中で強烈な印象を残しましたが、以前紹介した【007 スカイフォール】でもジェームズボンドの敵役として登場してまたまた輝いていました!!
ハビエル・バルデムは【ノーカントリー】・【007 スカイフォール】共に強烈なキャラクター像を作り上げておりメチャクチャイケメンでは無いですが役者は顔だけではなく演技力がとても重要なんだと感じましたね~!!
特に【ノーカントリー】で演じた殺し屋はサイコパス過ぎてかなり恐ろしかったです!!映画冒頭で見せた保安官とのやり取りの表情の演技だけをみても【この殺し屋はヤバすぎる・・・】って言うのが画面越しからでもヒシヒシ伝わってきました!!
見た目もおかっぱ頭で全く殺し屋に見えないのが逆に怖いし、武器として使うのは家畜を殺す際に使用されるボンベ?コンプレッサー?みたいな道具でこんなもので人なんて殺せるのか?と思いましたがいざ実際その場面を観ると『異質な武器』の恐ろしさがわかりました!!普通は銃を使うはずですが今作の殺し屋は武器から外見考え方全てが異質で本当に恐ろしい存在でした!!
ド派手なアクションは無いが中身で勝負の作品
【ノーカントリー】を観終わって感じたのは激しいアクションシーンがある訳では無いが、作品内ではかなり暴力的な描写もありそれが淡々と描かれていてしっかり作品で勝負している所が好感が持てました。
主人公のモスがベトナム帰還兵だったり、以前紹介した【タクシードライバー】の主人公トラビスも同じくベトナム帰還兵だったりとよく洋画ではこの『ベトナム帰還兵』ってキーワード?設定を?よく目にするのですがバンディーは勉強不足でいまいちピンと来ないのですが、物語に影響を及ぼしているのだろうとは感じますが、日本人としてはなじみが無いのでそういった部分も勉強しながら映画を観るともっと作品を楽しめるのだろうな~と痛感しました。
話しが逸れてしまいましたが、この映画史に残る殺し屋が登場する作品【ノーカントリー】は死ぬまでに一度観ておいても損はない作品だと思います!!
【ノーカントリー】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆