ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はアンソニー・ホロヴィッツのミステリー小説【ナイフをひねれば】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!
今作【ナイフをひねれば】は『ホーソーン&ホロヴィッツ』シリーズの第4弾でございます!出来ればシリーズ第1弾から読む方がより一層楽しめます!
安定した高純度のミステリー小説!?
概要
- 作品名:【ナイフをひねれば】
- 作者:アンソニー・ホロヴィッツ
- 発売日:2023年9月8日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
「われわれの契約は、これで終わりだ」彼が主人公のミステリを書くことに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツは探偵ホーソーンにこう告げた。翌週、わたしの戯曲を酷評した劇評家の死体が発見される。凶器はなんとわたしの短剣。かくして逮捕されたわたしにはわかっていた。自分を救ってくれるのは、あの男だけだと。〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズの新たな傑作!
引用:東京創元社
またしても上位ランクイン
今回紹介している【ナイフをひねれば】は先ほども書きましたが『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』の第4弾で今年の各種ミステリーランキングでもベスト3位以内にランクインしており安定感があります!
前作【メインテーマは殺人】と【その裁きは死】はミステリーランキング海外部門1位を獲得してるのも分かる通り内容も面白いことがわかります!
バンディーは海外ミステリー苦手でしたがアンソニー・ホロヴィッツのお陰で今では抵抗なく海外ミステリーが読めるようになったので、同じように海外ミステリーが苦手な方にこそ読んで頂きますたいです!
『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』以外にも『スーザン・ライランドシリーズ』の【カササギ殺人事件】と【ヨルガオ殺人事件】の衝撃も凄かったのでこちらも是非!
ホロヴィッツが容疑者!?
今作の主人公は作家ホロヴィッツと相棒の元警察で探偵のホーソンの二人です!ホーソンが扱った事件をホロヴィッツが小説にしていきます。
今回はホロヴィッツが脚本を担当した演劇を酷評した劇評家が殺される事件が起こります、その容疑者としてホロヴィッツが疑われます。
もちろん警察も理由無く容疑をかけたり逮捕したりはしないのでそれなりの根拠が警察にありました。演劇の公開記念にもらったホロヴィッツのナイフが犯行に使用されました!他にもホロヴィッツが犯人だと決定づける証拠が次々挙がってきます。
主人公のホロヴィッツ自身が犯行を起こしていないと確信しているので、何とか無実を証明しようとしてホーソンに解決の依頼をします。一体どのように無実を証明していくのかが読みながらワクワクしていました!
硬派なミステリー
アンソニー・ホロヴィッツの他の作品【カササギ殺人事件】は作中に仕掛けがありますが、今作【ナイフをひねれば】を含む『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』は基本的に内容は硬派なミステリーとなっています!
どんでん返し等は無くしっかりしたストーリーとトリックで勝負しているのは好感が持てますし、あまり今までバンディーは海外古典ミステリー読んでませんが(笑)古き良きミステリーを今風にブラッシュアップした感じですね~!
一体誰がホロヴィッツに罪をきせたのか?それだけではなく過去の出来事が関わってきたりして、一体どのような解決を向かえるのか楽しみでしが事件の関係者をホーソンが集めて推理するところはミステリー小説ではベタかもしれませんが1番ワクワクする場面ですよね~!?
次作以降も注目
『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』にはシリーズを通して今のところ『ホーソンの謎』があり、今作【ナイフをひねれば】までにホーソンの過去や謎については少しずつ判明していますがこれからどのように展開していくのか気になります!
シリーズ作品を通しての謎はバンディー的には好きなのですがしっかり内容にあった真相であって欲しいし、読者が驚くような事実でないと意味はないですね~。
アンソニー・ホロヴィッツは毎回安定した作品を提供してくれるのでこれからの作品に期待したいし多分新刊は全て読むでしょう!海外ミステリー苦手や初めての方にもうってつけの入門ミステリーだと思います!!
【ナイフをひねれば】
バンディー的オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆