ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は東野圭吾のミステリー小説【あなたが誰かを殺した】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
東野圭吾作品を新刊で読みのは初めてですが、それだけ今作【あなたが誰かを殺した】には何か惹き付けるものがありました!果たして勘は正しかったのでしょうか!?
久しぶりに飽きることなく最後まで面白かった作品
概要
- 作品名:【あなたが誰かを殺した】
- 作者:東野圭吾
- 発売日:2023年9月21日(単行本)
- 発行所:講談社
あらすじ
最初から最後までずっと「面白い!」至高のミステリー体験。
閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
引用:講談社BOOK倶楽部
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。
東野圭吾作品に対して
バンディーは今までに東野圭吾作品は【容疑者Xの献身】や【おれは非情勤】等読んできました。内容は面白いのですが、正直に書くとずっと東野圭吾が好きにはなれませんでした。
特に嫌いでは無いのですが、ドラマ【ガリレオシリーズ】や【流星の絆】映画【マスカレードホテル】・【マスカレードナイト】は何なら好きな方です!多分理由はかなり早いペースで作品が刊行されている事が要因だと思います。
勝手にバンディーの中で『下手な鉄砲数打ちゃ当たる』があり、こんなに色々作品がでてたらクオリティーが下がってると勝手に思い込み読むのを敬遠してました。
赤川次郎もそんなイメージが勝手についてしまってますね~!しかし、今作【あなたが誰かを殺した】を読んでバンディーの愚かな考えだと痛感しました!やっぱり面白いんですね~!作品のクオリティーを疑ってしまい本当に申し訳ありませんでした!
加賀恭一郎シリーズ
今作【あなたが誰かを殺した】は『加賀恭一郎シリーズ』といわれ2023年現在でも11シリーズ(今作【あなたが誰かを殺した】で12作品目)もあります。きちんと調べたのは今回が初めてですが結構続いてて驚きです!
【新参者】がテレビドラマ化され加賀役は阿部寛が演じておりのちに【麒麟の翼】【祈りの幕が下りる時】も映画化された人気シリーズです、バンディーも【新参者】がこのミスで1位を獲得した時に知りました、このタイミングで『加賀恭一郎シリーズ』を知った方は多いのではないでしょうか!?
しかし、東野圭吾は阿部寛演じる加賀の『加賀恭一郎シリーズ』と福山雅治演じる湯川の『ガリレオシリーズ』とヒットを当てているのは流石だし、それ以外にもドラマや映画化されていて今改めて考えるとやっぱりすごいですね~!
休暇中に起こる事件
今回紹介している【あなたが誰かを殺した】は長期休暇中の加賀が出会う事件ですが、バンディーは全シリーズ読んで無いので加賀が長期休暇中の理由が分からなかったですが、全く問題無く読めたので今作から読み始める方も安心してください!
シリーズ作品なので途中から読んでも分からないと思い敬遠している方がいるのならば、気になさらずに是非とも今作【あなたが誰かを殺した】からでもいいので読んで頂きたいです!
冒頭でセレブ達が住む別荘地でBBQパーティーが行われる描写があり、別荘地で住み家庭の人達が集まってBBQが行われますが開始するまでに色々な人達のやり取りが描かれていますが、そこからもなにやら人間関係でも色々ありそうでそのポイントがのちにどう影響するのか気にはなります。
そんな楽しそうなBBQパーティーが終わった夜に何者かに襲われて何名かが命を落とす事件がおきます、その事件の被害者の妻が知人を通じて休暇中の加賀に被害者遺族が行う事件の検証会に参加して欲しいと依頼するところから事件の調査が始まります。
事件の検証
今作【あなたが誰かを殺した】の物語は殺人事件が起きてから捜索するのではなく、警察が捜索し終わってから被害者遺族達で検証して真相を明らかにしていく今までのミステリーの定番とは違ったお話です。
犯人は自首をしていますが、自供しないため犯行の詳細が分からないので被害者遺族達で検証会を行うのはそのためでもあります。検証会に遺族の他にも遺族の関係者、地元警察や加賀等のオブザーバーも加わって検証されます。
最初は素人が集まって検証会なので心配になってましたが、検証会から一気に物語に引き込まれます!色々遺族達が疑問点や気になる点話し合いますがやっぱり1番大きな要因は加賀の存在でした!
加賀が上手く検証会を進行してくれるのと同時に、読んでいる読者にも分かりやすく説明してくれる形になってるんでありがたいですね~!!
この検証会は真相を解明していくためなのですが、予想を上回る衝撃が待ち受けているとは・・・。
最後までしっかり面白かった!
検証会では事件の見えなかった謎や人間関係が明るみに出てきます!加賀の捜索能力の高さを実感しましたし、何気ない言動も全て意味があるとは!実写化では阿部寛が演じてたので脳内で加賀=阿部寛になりながら読み進めていきました。
一つ真実が明らかになるごとにまた新たな事実が判明し、そこからさらに新たな事実が出て来て飽きることなく読み進めていけることが出来ました!
よくバンディーがオススメ本として紹介しいる三津田信三の【首無の如き祟るもの】がミステリー作品としてもどんでん返しの完成度の高さでピカイチの作品ですが、今作【あなたが誰かを殺した】も同じぐらい楽しめました!
どんでん返しの連続がある訳ではなく、丁寧に一つ一つ事件の真相が炙り出されるごとに驚きが待ってるという作風になっています!1番バンディーが驚いたのは物語最後まで楽しめた事でした!この喜びは是非とも読んで体験して欲しいですね~!ただどんでん返しを期待したら肩透かしを喰らうのと意外に淡白だったのが唯一気になるポイントです!
やはり作品が一億部突破という結果がいかにいろんな人に読まれてきたか物語ってますし、バンディーも東野圭吾に対する見方が変わりました!
大御所作家の底力をみましたし、何よりも『加賀恭一郎シリーズ』を全て読んで読破したいと思います!是非とも【あなたが誰かを殺した】を読んで凄さを体験してみてください!
【あなたが誰かを殺した】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★☆☆