切れ味抜群!おすすめ連作短編集ミステリー!【GOTH リストカット事件】ネタバレ無し感想

ハイ!ど~も、バンディーです!!
バンディー小説の紹介でメインはに最後に驚きが待っている、どんでん返しミステリーをおススメしてますが、連作短編集も好きなので今回はおススメの小説を紹介します!
今回は【GOTH リストカット事件】
切れ味鋭いオチ+中二病心をくすぐるストーリー
概要
作品:【GOTH リストカット事件】
著者:乙一
発行日:2002年7月1日(単行本)
:2005年6月25日(文庫本)
発行所:角川書店
あらすじ
ぼくは、死体が見てみたい…
引用:KADOKAWA
バンディー的感想
高校生バンディー!乙一!との出会い・・・
バンディーが作家乙一に出会ったのは高校時代に【GOTH リストカット事件】でした。
詳しい感想は後で記しますが乙一の虜になったバンディーは、過去の作品も読み漁っていきました。
何よりビックリしたのがデビュー作【夏と花火と私の死体】です!!
執筆したのが当時16歳!?と言う事実にも驚かされました!
当時のバンディーと変わらない年齢で面白い小説を書き上げていることに「乙一さん!マジリスペクトっす!!」状態でした(笑)
そこからも【ZOO】・【失われる物語】・【THE BOOk】(なんとジョジョの奇妙な冒険第四部のノベライズです!)等数々の名作を残しています。
構成
連作短編集の構成
- 暗黒系 Goth
- リストカット事件 Wristcut
- 犬 Dog
- 記憶 Twins
- 土 Grave
- 声 Voice
全6篇で成り立っています。
連作短編好きな所は各章で物語は完結しますが、全部読み終わっても全体を覆う謎も明かされる感じと話がリンクしてくる部分が好きなのです!!
若干グロ要素がありますが、前回紹介した【殺戮にいたる病】よりはマシなので躊躇しないで読めると思います!
各章の物語の完成度
【GOTH リストカット事件】は一話一話の物語のクオリティが高く、読むたびに捻りが効いたオチが待ち受けるので楽しみに読み進めれます!!
1章からバンディーは虜になり、気づけばぶっ通しで読み終わってました!
基本は高校生の主人公「僕」がメインですがもう一人の主人公「森野夜」の二人のやり取りもを通して猟奇殺人事件に関わっていくところも今まで読んだ事ないストーリー運びがgoodでした!
リアルタイムにバンディーが高校生だったので余計に思い入れがある作品なのかもしれません。
当時のバンディーはこの作品を読んで中二病を少し拗らせました(笑)
この作品は【このミステリーがすごい】で第2位を獲得し、【本格ミステリ大賞】も受賞してるので作品の面白さは保証されていますね!!
衝撃的な展開で読者を驚かせてくれるので未読の方は楽しみにしていてください!!
最後に
【GOTH リストカット事件】は読みやすい文体なので小説やミステリー苦手な人もミステリー入門編にいいかもしれません!贅沢な入門編ですが(笑)
未読な方は是非読んで貰いたい作品です!!
小説の漫画化ってバンディーは今まであまり面白い作品が少なかったのですが、【GOTH リストカット事件】の漫画化は面白く上手く漫画化にも成功している数少ない作品なので、小説読むのが面倒臭い!!と言う方は漫画版を読むのもいいかも知れませんね!!
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★☆
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