ハイ!ど~も、バンディーです!!
以前バンディーはどんでん返し作品に何故魅了されるのか?を 書いたのですが、その中に【イニシエーション・ラブ】の事を軽く書いていたのですが、この作品は是非とも知って貰いたい為、今回改めて詳しく紹介する事に決めました!!
映画化もされて結構有名な作品ですがまだまだ知らない方の為に!
ミステリー色は薄めで恋愛要素強いので普段ミステリー読まない人にもオススメです!!
死ぬまでに1度は読んで欲しい作品!!
概要
- 作品名:【イニシエーション・ラブ】
- 作者:乾くるみ
- 発行日:2004年3月1日(単行本)
- :2007年4月10日(文庫本)
- 発行所:原書房(単行本)
- :文藝春秋(文庫本)
あらすじ
大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。
引用:amazon
人が死なないミステリー!?
【イニシエーション・ラブ】は簡単に言えば人が死なないミステリーです。
というよりは思いっきり恋愛小説ですね(笑)
なのでミステリー苦手な人も気軽に手を取ってみて下さい!!
最後に衝撃が待っています!!
バンディー自身色々過度な煽り分が苦手な人ですが、【イニシエーション・ラブ】に限っては本当に『ラストで衝撃が!ネタバレ厳禁!必ずもう一度読み返す!』
内容はシンプル
小説の内容もside-Aとside-Bの2部構成なのでそこまで入り組んだ物語ではないので本格ミステリーなどに比べると272ページとすぐに読める作品なので初めての方にもおススメしやすいですね。
バンディーもリアルタイムに読んでいた時はまだ20代になったっばかりで当然まだまだ恋愛もしていたので自分に置き換えて読んでいたらどえらい一撃食らわされました(笑)
無駄に長くてダラダラするより短くシンプルな方が読みやすくより仕掛けが炸裂しやすいですね~!!
バンディー的感想
【イニシエーション・ラブ】はバンディーの中でもどんでん返しの可能性を広げてくれた作品のひとつです!
人が死んだり、色々なトリックを使わずに、恋愛小説なのにこんなに人を驚かせる事が出来るんだなぁ~と!!
詳しい事はネタバレになるので書きませんが、読み終わった後『・・・!?!?!?』
状態に必ずなるでしょうが、落ち着いてもう一度読み返してみて下さい。
色々な伏線が散りばめられているので、それらを回収しながら読み返すと違った景色が見えてくるので1度で2度おいしい作品になっています!!
内容はシンプルと書きましたが、構造は入り組んでるのでご注意を!
それを整理していくのもまた楽しみのひとつなので楽しみましょう!!
映画化もしてるよ~!
2015年に映画化もしてます!
もし観るなら小説を読んでから観ることをおススメします!!
やっぱり小説で本領発揮する作品なので!!
小説を読んだ後、どのように映像化したのか観てみるのも面白いです。
最後に
【イニシエーション・ラブ】はバンディー的に古谷実(懐かしの稲中の作者ですね!!)作品の【シガテラ】と同じ読後感がありました!
恋愛小説の中に猛毒が潜んでいる凶悪な作品です!!
恋愛初心者は気をつけて読め!ミステリー初心者は是非とも読め!!
【イニシエーション・ラブ】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★☆