ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する小説は乾くるみの恋愛小説のようでミステリー小説のような!?作品【セカンドラブ】をネタバレ無しで紹介していきます!!
読み終わった後人間不信になってしまいそうですが、もう一度読み返したくなる作品でした!!
最後の最後ので強烈な事実が突きつけられる・・・
概要
- 作品名:【セカンドラブ】
- 作者:乾くるみ
- 発売日:2010年9月30日(単行本)
- :2012年5月10日(文庫本)
- 発行所:文藝春秋
あらすじ
「イニシエーション・ラブ」の衝撃、ふたたび
引用:文藝春秋
1983年元旦、僕は春香と出会う。僕たちは幸せだった。春香とそっくりな女・美奈子が現れるまでは。衝撃の恋愛ミステリー再び
名作【イニシェーションラブ】の姉妹作品!?
今回紹介する【セカンドラブ】の説明書きにも書いてある通り、同じく乾くるみの名作恋愛ミステリー!?【イニシェーションラブ】の衝撃再び!って言葉を目にします。
【イニシエーションラブ】は以前バンディーも紹介した作品ですが、それまでの恋愛小説の概念を覆すような作品で必ず読み終わった後もう一度読み返す事間違いない作品です!!
ミステリーが苦手な人も恋愛小説が苦手な人も騙されたと思って一度読んでみて下さい!!読み終わった後の驚きはっ保証します!!そんな姉妹作品的な位置づけの今作【セカンドラブ】は本当に【イニシエーションラブ】程の驚きをまた体験できるのか!?(話は繋がっていませんのでそれぞれ単体で読んで大丈夫です!!)
殺人事件が起きない恋愛ミステリー
【セカンドラブ】の舞台は1983年で姉妹作【イニシエーションラブ】も同じ様な年代が舞台でしたがその時はその年代にした意味が読み終わった散りばめられた伏線に気付くのですが今作ほど深い意味は無いと思いますが、ミステリー的には今の時代みたいにスマホやネット等便利なツールが無い時代の方がトリック的には好都合なのかのしれませんね!?
【セカンドラブ】は恋愛小説がベースなので殺人事件などのおどろおどろしい事は起きませんが、読み終わった後にはミステリー的な企みに気づき読者は驚かされます!!そのギャップがあるからこそ読み終わった後に一撃が効いて来るのでしょうね!
彼女と瓜二つの人物が現れてから徐々におかしくなり始める・・・
内容自体は男女間の恋愛小説が基本なので付き合うまでのやり取り等が描かれているので、ミステリー好きな方からしたら飽きてくる展開が続くかもしれませんが、普通の恋愛小説と思って読んで頂いた方が後々効き目が出てくるのでどうか我慢して読み進めてほしいです!!
物語も主人公正明と彼女の春香と付き合い始めてから徐々にいい関係になり始めた頃に、春香そっくりな女性美奈子が登場してから徐々に物語にも歪が出てきます。
正明と春香は無事に幸せになる事が出来るのか?春香と瓜二つな女性美奈子の正体とは・・・?後半から徐々にミステリー要素が出始めて先が気になってくるでしょう!
物語最後には読者自身が人間不信に陥るような出来事が起こりますが、観終わってからでないと気づく事は難しいかも知れませんね~!!
イニシエーションラブは超える事は出来るのか!?
最後まで読み終わった時あなたは一体どんな気持ちになっていますか!?もしもまだお付き合いの経験がない方や少ない方が読んだらトラウマになるかもしれませんね・・・バンディー自身も恥ずかしながら恋愛経験は少ないので読み終わた後嫌な気持ちになっちゃいましたね・・・
【セカンドラブ】は確かに真実を知った時の驚きとその後にもう一度読み返してしまう魅力はありました!しかし、姉妹作【イニシエーションラブ】程の驚きは無かったです!キモの部分の理由づけもいまいち弱かったので評価的にはどうしても劣ってしまいますね~。
【セカンドラブ】 が決して面白くない訳では無いですが、 【イニシエーションラブ】 の驚きを知ってそれ以上期待してしまって読んでしまうと残念な気持ちになってしまいますが、先に【セカンドラブ】を読んでから【イニシエーションラブ】読んだら驚きレベルが徐々に上がってくるので良作とも満足して読めると思います!!
ちなみに【イニシエーションラブ】は以前紹介した映画北川景子主演の【ファーストラブ】(関係ないですが同じラブ繋がりですね(笑))の監督堤幸彦が映画化しています!気になる方は原作とどのような違いがあるか比べてみるのも良いかもしれませんね!しかし、必ず原作を観てからの方がいいとバンディーは思います!!
【セカンドラブ】
バンディー的オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆