ハイ!ど~も、バンディーです!!
以前警察小説の傑作【地の底のヤマ】を紹介しました。
今回は三津田信三のホラー×ミステリーが融合した名作【首無の如き祟るもの】を紹介していきます!!
個人的オススメ度上位作品!!
概要
- 作品名:【首無の如き祟るもの】
- 著者:三津田信三
- 発行日:2007年5月7日(単行本)
- :2010年5月14日(文庫本)
- 発行所:原書房(単行本)
- :講談社(文庫本)
あらすじ
奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。(講談社文庫)
引用:講談社BOOK倶楽部
バンディーが作者の三津田信三を知ったのは今作【首無の如き祟るもの】でした。
このミス【このミステリーがすごい】を読んでいて5位にランクインされていて、ホラーとミステリーの融合がとても気になったのが始まりです。
そのほかのミステリーランキング上位にランキングされていて、今作の面白さが伺い知れます!!
ホラーとミステリー
バンディー自身ミステリーは大好きなのですが、ホラーはビビりな性格なので苦手なんです(笑)
しかし、ホラーは小さい時から苦手でしたがついつい見てしまってました。
昔は午後のテレビ夏ごろには『あなたの知らない世界』、『ほんとにあった怖いはなし』、『奇跡体験アンビリバボー』でも心霊特集等が組まれるなど今より身近に感じていました。
極めつけは映画【リング】の登場です貞子ですね!皆さんも一度は観たのではないでしょうか?
バンディーもビビりなのについつい友達と見に行って一番怖い所は目を閉じ耳を塞ぎながら観てました(笑)
怖いのについつい観たり、読んだり惹きつけられるのがホラーですね。
そんなホラーとミステリーの融合の今作どうだったかと言うと・・・・
読み終えた直後メチャメチャ怖かったです!!!
バンディー的感想
【首無の如き祟るもの】は刀城言耶シリーズの3作目です。
シリーズの途中ですがバンディー自身今作から初めて読んだのですが、シリーズの途中からでも読んでも問題は無いです。
昭和18年と昭和28年の事件がメインに進んでいきます。
刀城言耶シリーズ自体、現代を舞台にしているのではなく、基本的には戦中、戦後の昭和が舞台になっています。
バンディー自身昭和の時代が舞台の作品はあまり読んでたかったので、頭の中で小説の映像を思い浮かべながら読むのですが、なかなか戦前、戦後の情報が現代とは違い想像しづらかったですが、段々慣れてきてスイスイ読めましたが、エンジンがかかるのが遅かった気がします。
物語自体は、2件の事件をメインに進んでいきますが、不可解な事件であり、淡首様・首無しの祟りかそれとも・・・・
途中途中ホラーの要素も含んでいるのでぞわぞわしながら、読んでいくのですが、本作の魅力は何といっても
37個の謎が、あるたった1つの事実でドミノ倒しの様に見事に解けていく様は圧巻でした!!
本当にこの部分は是非読んでもらい自ら体験してほしいですね~!
最後には驚愕のラストがはあなたを待ち受けています・・・・
本作の主人公はほぼラスト付近で登場します(笑)
それまでは媛首村(ひめかみ村)の物語を堪能してください!!
雨の日に是非読んで欲しい作品
最後に【首無の如き祟るもの】は是非雨の日に読むことをおススメします!
特に物語終盤!
実際バンディーも物語終盤に大雨が降ってきて雨音を聴きながら読んでいたのですが、終盤の出来事と現実世界がたまたま見事にリンクし背筋が凍る思いをするハメになりました・・・・
作者にそんな意図は当然無いでしょが、雨のリンクたまたまだったのですが、いい演出に感じたので、まだ未読の方には雨の日に読むことをおススメします!!
刀城言耶シリーズ全体的に面白い作品が多いのでオススメです!
追記2021年8月12日 続編【忌名の如き贄るもの】感想記事
【首無の如き祟るもの】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★★☆