ハイ!ど~も、バンディーです!!
今までに生きてきて恐怖体験した事ありますか?
前回バンディーがどのようにしてパティシエになったかを書きましたが,
今回は駆け出し時代の内容とその時に味わった恐怖体験を書いていきます・・・・
(内容は10数年前の出来事の話です、現在のバンディーが働いていたお店のの労働環境は変わっているはずです)
恐怖体験・・・
駆け出しパティシエ
当時専門学校を卒業したばかりのバンディーは期待を胸に膨らませピカピカの社会人1年生でした。
就職した場所は兵庫県のケーキ屋さんで働き始めました!
もともと地元は県外ですので、一人暮らしを始めるのかと思っていたのですが、働き始めるお店はなんと珍しい事に寮付きのお店でした!
専門学校に続き寮生活を送る事になったのですが、ラッキーな事に朝昼晩3食付きでした!
しかし寮費等もろもろ引かれて1年目の時は手取り10万円でした・・・・
勤務時間も朝6時から夜7時頃まで働きます。(休憩はご飯休憩と昼休み30分合計で45分くらいでしたね)
やはり今思い返してみても、洋菓子業界はまだまだ労働環境が厳しいのが現実ですね・・・
1年目は何をしていたのか?
朝は先輩より早く起きて1番最初に出勤、道具等オーブンのセット器具などの用意などを準備します。
バンディーが一番下っ端で先輩は当時5人いて一番上に社長(オーナー)がいました。
朝一にオープンの為に生菓子を製造するグループと焼き菓子等を仕込むグループに分かれます。
バンディーは焼き菓子のグループに所属していてほぼほぼ先輩の補助でしたね。
砂糖や卵などの軽量やオーブンからスポンジやクッキー等を出したりするのが主な仕事でした。
昼以降は主に翌日の仕込みや、クッキーの成型、カット、掃除片付け閉店の流れです。
勿論下っ端なんで先輩が帰るまで残り最後に戸締りをして寮に帰ります。
それでも19時閉店ですが、雑務や練習などをしていたら21頃帰宅はザラでした・・・
当時は生菓子なんてほとんど触れませんでした、触れても年に数回。
勝手なイメージで苺のショートケーキ等作れると思っていましたが、新卒間違いあるあるですね。
だいたいは生菓子はすぐには作らせてもらえません!!
自分で練習してからある程度成長して実力がついてからです!
普通に考えて技術が無い新卒がお客様に買ってもらうケーキを練習がてらに作りますか?
無いですよね?下手糞が作ったケーキにお金払えますか?
お客様に対してまず失礼ですもんね、なので終業してから練習用のクリームを使って販売できる技術に達するまで練習する訳ですよ!大変な思いをして・・・
この新卒の理想と現実のギャップに絶望する人が多いはずです。
バンディーも当時その一人でした、その辺の詳しい話はまた次回に・・・
その時恐怖を味わった・・・
寮では2人の男の先輩(AさんとBさん)と相部屋でした。寝るまではお風呂入ったり、リビングで一緒にテレビを観たりして過ごします。
(先輩と相部屋なんで大分気を使うので、精神的にも中々最初は慣れるまでは厳しかったですね~)
定休日の前の日は2人の先輩は彼女に会いに行ったり、飲みに行ったりしてその日は嬉しいことに寮にはバンディー1人になり好き勝手に過ごし自由を謳歌して疲れて寝てしまったのですが。
その晩に恐怖は突然やってきました・・・・
2段ベットの上の段でいつも寝てるのですがかなり寝苦しくて、人の視線が感じるのです、何か嫌~な感じがして悪い夢でも見たからまだ寝ぼけてるのかもな(笑)と思い(バンディーはかなりのビビりなので)おそるそる薄目を開けて周りを確認すると・・・・・・・・
!?!?待って待って!?俺の横に誰か立ってるやん!?
その日はバンディー1人だったはず・・・本当に恐怖でチビリそうでしたが、動いたら呪い殺されると思い身動きせず、去っていくのを待っていました
しかし全然消えません。聞こえてくるのは荒い鼻息だけ・・・・・
!?鼻息!!って事は幽霊じゃなくて人間やん!!と安心しました。
が!そもそもなんで人間が黙って真横に立ってんねん!
ふと思い出したらバンディーはその日不用心にも寮の玄関の鍵締めずに寝てしまった事に気づきました。
そうです幽霊では無かったら可能性は泥棒です!強盗です!!
どちらにしてもバンディーはもう詰んでます。
いつ襲われるか分からないので勇気を振り絞りできすぐに反撃できるよう、狸寝入りをしながら薄目をもう少し開けて強盗の方に目を動かした所・・・・・・
え????なんでAさんが真横に立ってんの????
そうです犯人は幽霊でも強盗でもなく同じ寮に住んでいる先輩のAさんでした!!
しかしAさんは彼女の所に遊びにいって今日は帰ってこないはずなのに何で?
しかも、ただただ黙って真っ暗な部屋の中で突っ立て、ジーっとバンディーの方を見ているしかも鼻息荒いし。
正体に気づいてからは幽霊よりも強盗よりも怖いというより不気味さ気持ち悪さの方が勝ってしまし、身体中が嫌な汗でびっしょりです、本能的に「Aさん何してるですか~(笑)」とか声をかけれる空気ではなかったです。(最悪○ろされるかと・・・)
本当にただただ異常、薄目でAさんの方を確認して襲ってきたら辞める覚悟でシバイてやろうと身構えていましたが、何分かして急に玄関から立ち去っていきました・・・・
出て行って少ししてからすぐに鍵をかけに走りました。
時間にして10数分だったと思いますが、体感では1時間ぐらいに感じました。
その日Aさんは再びかえって来ることはありませんでした。
翌日Aさんは帰ってきたのですが、少しもおかしな様子も無くいつも通りでした。
バンディーも逆にそれが怖くなり何も聞きだす事が出来ず、今までと同じように2段ベットで(Aさんが下の段、バンディーが上の段)寝ていたが、当分の間は油断が出来なかったので数日間は寝不足でした。
その翌月には別の先輩が辞める事になりAさんとは別々の違う部屋になったので一安心したのですが、バンディーがその個人店を1年半で辞めてから今までその行動は謎のままで時折寝苦しい夜はその時の記憶が蘇ります・・・・・・
得た教訓
結局は何が言いたいかと言うと、一人暮らしでも一人の時は当たり前ですが戸締りは必ずする事!
寮で過ごす人がいるなら色々な人が居る事を理解しておく。
人間が一番怖かった・・・・
嘘みたいな本当の話でした!そんな事ならないとは思いますが他人と暮らす時は皆さん気をつけて下さいませ(笑)