ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は辻村深月の恋愛ミステリー【傲慢と善良】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
様々なジャンルの作品がある作者辻村深月の恋愛ミステリーで、映画化もされたヒット作です。
今の時代に100万部ヒットは凄い!!
概要
- 作品名:【傲慢と善良】
- 作者:辻村深月
- 発売日:2019年3月5日(単行本)
- :2022年9月7日(文庫本)
- 発売元:朝日新聞出版
あらすじ
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。
引用:朝日新聞出版
100万部のヒット
今回紹介している辻村深月【傲慢と善良】は累計で100万部を突破しており、昨今の出版業界からしたら凄い数字ではないでしょうか!?
以前【白鳥とコウモリ】を紹介した時に書きましたが、東野圭吾は累計発行部数一億部を突破しておりこちらはとんでもない金字塔を打ち立てています。
新潮社から発売されたガルシア・マルケス【百年の孤独】も発売から話題で売り切れになり、今年の出版業界のトピックの一つかもしれませんね〜!
約670ページと結構な大作なのに売れたのは凄いし、文庫本って形態が良かったのかもしれません!バンディーもいつかは挑戦しなければ!
雨穴の【変な家】の文庫本も映画化の影響もありヒットしましたし、今作【傲慢と善良】も同じく文庫化したことによりヒットしました。
恋愛ミステリー
すいません!少し前置きが長くなりました!
今作【傲慢と善良】は恋愛ミステリーに分類されますが、バンディーは実際に読んでみてミステリー要素はそんなに無いように感じました(笑)
なので恋愛ミステリーと思いどんな謎があるのか?と息巻いてたら結構肩透かしを喰らうので要注意です!!
バンディーもその内の1人で少しガッカリしました、恋愛小説にミステリー要素が気持ち程度添えてるぐらいでした・・・。
物語の主人公は架と婚約者の真実です。
物語冒頭で婚約者の真実が突然失踪してしまい、その行方を架が探して行く物語になってます。
結婚する予定だったはずなので、いきなり失踪するとは思わないですよね?マリッジブルーなら理解出来ますが失踪する程では無いはず。
事件なのか?それとも急に架の前から失踪する何かがあったのか?この部分がミステリー要素にはなってます。
真実につきまとうストーカーの影、それが今回の失踪に関係してるのか?だんだんと判明する架が知らない真実の一面が・・・。
イヤミス!?
今作【傲慢と善良】は恋愛部分にフォーカス当ててますが、読んでて確かに共感出来る部分が多々ありました!
それと同時にグサグサ刺さる部分もあり読んでて重い気持ちになりました(笑)
恋愛要素ありますがキラキラしたような青春物語では無く、現実世界に近い描写でどちらかと言えば人間の嫌な部分がモロに出てる作品なのでキュンキュンするような作品を期待すると大ダメージを受けるのでご注意を!
結婚やあるあるやお見合い、婚活、社会性を少し取り入れつつ結婚する当事者達の両親や親族の考え方等本当にリアル過ぎて怖い・・・。
結婚に対する考え方も見つめ直したし、結婚が怖くなる、ただ結婚前に読んでおくとためになるかもしれませんね〜!
バンディー的には恋愛ミステリーと言うより【傲慢と善良】はイヤミス的な要素の方が強かったかも!?
映画でも観る
冒頭に書いてますが【傲慢と善良】は映画化されており、小説読んだ後映画で観るのもいいかもしれませんね!
バンディー基本的には原作読んでたら映画は観ない主義ですが(逆パターンも然り)、今作【傲慢と善良】に関してはどちらもクリアしときたい気持ちになりたした!
原作読んでみて一体どのように描かれるのかと、作品の空気感はどういった感じになるのか気になります。
ただ自分が思い描いていたのよりかけ離れてたらそれはそれで興醒めしそうですが・・・。
今回紹介した【傲慢と善良】は読み終わって気づきましたが、同じように映画化された朝井リョウ原作【正欲】に近い雰囲気のある作品でした。
どちらも記憶に残る作品なので気になる方は是非チェックしてみて下さい!!
【傲慢と善良】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆