ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は以前紹介した、韓国映画初のパルムドールを受賞した作品【パラサイト 半地下の家族】のポン・ジュノ監督の映画ヒューマンサスペンス映画【母なる証明】をネタバレ無しで紹介していきます!!
息子は本当に犯人なのか・・・!?
概要
- 作品名:【母なる証明】
- 公開日:2009年5月16日
- 監督:ポン・ジュノ
- 出演:キム・ヘジャ、ウォンビン
- ジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス
あらすじ
貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが……。
引用:映画.com
予告
冒頭から衝撃!?
今回紹介する作品【母なる証明】は結末も衝撃的でしたが、作品冒頭でおばさんがいきなり変な踊りを踊ってかなり戸惑ったバンディーです!!(笑)
後になってすぐに分かるのですが、この変な踊りをしていたのは警察に殺人の容疑で捕まった息子の無実を証明するべく奔放する母親でした!のっけからバンディーの度肝を抜いてくれた今作【母なる証明】は一体どんな作品なのか?期待が高まりましたね~!!
一体誰が犯人なのか?
【母なる証明】は先ほども書いた通り殺人事件の容疑で捕まった息子の無実を証明するために事件を独自に調査していきます。最初は事件の全容が見えませんが徐々に手がかりを掴んで行き思いもよらぬ真相が判明していきます!この部分がミステリー要素があり面白かったですね~!!
しかも、映画が始まってすぐに息子のトジュンが思いもよらぬ不幸に会い、悪友のジンテと共に仕返しに行くのですが観ていて違和感を覚えます!妙に母親は息子を溺愛しすぎだし、テジュンもいい大人なのにいまだに母親と寝ていると話す普通では考えられない事ですがその理由も判明します。テジュン生まれつき障害を抱えており頭脳は子供ほどしかなく記憶も曖昧で覚えも良くないのでした・・・
母親は息子のテジュンが無罪だと信じていますし、テジュンも自分は罪を犯していないと思っていますが、事件当時の記憶が曖昧なせいではっきりとはした事実は判明していません!事件は起こっているので犯人は確実にいる筈で、テジュンが犯人なのかそれとも別の人物の犯行なのか・・・・?
改めて韓国映画との差を感じた
今作【母なる証明】は障害者を扱った作品で、邦画では扱えきれない題材だと思いますし、邦画が韓国映画とまだまだ差があるのも痛感しました!邦画は優等生的な作品ばかりな気がします!一応邦画にも園子温【冷たい熱帯魚】
白石和彌【凶悪】ぐらい尖った作品もありますが・・・
過激な内容を扱ったらいい訳でもなく、タブーな題材を扱い問題提起や観客や世の中に訴えるのもありだと思います!もちろんそういった作品は賛否両論あるのが当たり前だと思いますが全く作品を観ずに批判だけするような人間にだけはなりたくないですね~!!しっかり作品を観た上での批判的な意見なら素直に聴く気にはなります。
考えさせられるラスト
【母なる証明】を観た時観終わった後、バンディーは何とも言えない気持ちになりテジュンの母親の気持ちも痛いほど分かりました。
徐々に明らかになっていく事実、二転三転する真実、決定的な伏線などミステリー要素の末での真実は衝撃的でした!最初は韓国映画はバンディーは苦手でしたが【パラサイト 半地下の家族】で考え方が少し変わり始めました!というよりポン・ジュノ監督作品にハマっているのかもしれません、他の作品も観てみようかな~!!
悪友のジンテのキャラクターも印象的で良かったです!皆さんも気になるはず!?そして観終わった後真実を自分なりに考察して余韻に浸れる作品でした!!
【母なる証明】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆