ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はフィンランドの映画【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】を紹介していきます!フィンランド映画はノーマークでしたが良作の掘り出し映画でした!!
老美術商と孫との交流を描いた作品
概要
- 作品名:【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】
- 公開日:2020年2月28日
- 監督:クラウス・ハロ
- 出演:ヘイッキ・ノウシアイネン
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- 制作国:フィンランド
あらすじ
年老いた美術商オラヴィは、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値のある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走するオラヴィは、その過程で娘親子の思わぬ過去を知る。
引用:映画.com
予告
ミステリ作品かと思いきや・・・!?
今作【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】を知った時に美術ミステリーだと勝手に勘違いしていましたが観終わってみると老美術商と孫と娘の交流を描いた感動作でした!!(笑)
何で美術ミステリーと勘違いしたかと言うと『無駄に長いタイトル!』のせいです!以前紹介した作品で【鑑定士と顔のない依頼人】や【アサイラム 監禁病棟と顔の無い患者たち】の2作品はミステリー作品だったのでそれらのイメージが勝手についていて勘違いしたのです!似ていませんか?タイトル長くて副題がある所等。
特に【鑑定士と顔のない依頼人】 に至っては同じく美術関係を扱ったミステリー作品なので余計に【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】 も美術ミステリーと勘違いしたのですが 【鑑定士と顔のない依頼人】 はどんでん返しもバッチリある作品なので是非一度は見て貰いたいオススメ映画でもあります!!
1枚の謎の肖像画との出会い
今作【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】の主人公オラヴィは老美術商で映画を観ていくと分かるのですが家族を犠牲にしてでも仕事の方を優先してきた人物です!
オラヴィの事をクズと思ってしまうほど仕事を優先しすぎて家族にも迷惑をかける描写があるのですがバンディーは仕事人間と言うより自己中野郎と思ってしまいましたが、本当に一生を捧げているような仕事に無いしては他人にの事なんて気にならないのかもしれませんね!ある時までのオラヴィを見ていると余計にそう感じましたね・・・
ある時見かけた謎の肖像画を見かけオラヴィは魅了されオークションで大金を積んで手に入れようと奔走していく様が描かれていきます!
問題児の孫との出会い
謎の肖像画とは別にオラヴィの所に音信不通だった娘から連絡が来て、問題児の孫のオットーをオラヴィの美術商で職業訓練で受け入れてほしいとの連絡が来てそこから孫のオットーとの共同の生活!?が描かれていきます。
オットーの態度も悪いし、オラヴィの接し方も冷たいので最初はお互い仲が悪いのですが、徐々に打ち解け始めて先ほど出てきた謎の肖像画の事を二人で調べ始めます!
この二人のやり取りが今作【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】 の重要な出来事だと思っていますし、その部分が描かれているからこそ物語の最後に効いてくる事になってくるのです・・・
謎の肖像画
謎の肖像画をめぐってオラヴィとオットーは詳細を探っていきますがその作業もミステリーぽっくって観ていてワクワクしていました!肖像画の正体を探っていく所は映画のいいアクセントになっていましたし、その謎の肖像画が最後に思わぬ事に繋がる重要な肖像画でもあるのです!
1人の老美術商が人生のすべてを仕事に情熱を注ぎそのせいで家庭は崩壊しましたが、最後に孫との出会いで等を通じて家族の再生も描かれている感動作でした!やはり予備知識無しで面白い作品に出会うときはやっぱり嬉しいですね~!!
【ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像】
バンディー的オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆