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タイトルと魔法少女に騙されたら痛い目を観る映画!?【マジカル・ガール】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は日本の魔法少女が登場する不思議なスペイン映画【マジカル・ガール】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

日本のアニメからヒントを得た『魔法少女ゆきこ』に憧れる少女が登場し、一般受しやすい映画と思いきや・・・。

第一印象と中身にかなりギャップがある映画!?

魔女の子供

概要

  • 作品名:【マジカル・ガール】
  • 公開日:2014年10月17日
  • 監督:カルロス・ベルムト
  • 出演:ルイス・ベルメホ、バルバラ・レニー
  • ジャンル:サスペンス
  • 制作国:スペイン

あらすじ

白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。ユキコのコスチュームを着て踊りたいというアリシアの夢をかなえるため、失業中の父ルイスは高額なコスチュームを手に入れようと決意する。しかし、そんなルイスの行動が、心に闇を抱えた女性バルバラやワケありな元教師ダミアンらを巻き込み、事態は思わぬ方向へと転じていく。

引用:映画.com

予告

海外で高い評価を得た作品

今作【マジカル・ガール】の存在は全く知らなかったのですが何年か前にTSUTAYAで初めて見かけた時にまずパッケージの表紙がかなり印象に残りました!

女の子がプリキュアみたいなコスプレで魔法スティックを持ち何とも言えない表情をしており、さらにはもう1人は大人の女王が無表情で額から血を流しているという何ともシュールでどんな内容か全く予測出来ない作品でした!

最近になって【マジカル・ガール】の存在を思い出したので調べてみたらスペイン映画で海外では賞を取っており評価が高い作品だと分かり期待が上がりました!ちなみにほとんど予備知識無しで今作【マジカル・ガール】を観始めました。

日本の要素が詰まった映画

今回紹介した作品【マジカル・ガール】冒頭から学校で少女と先生のやり取りが描かれており、それだけ観たら意味は分からないのですが後に少女や先生の存在等が分かった時は必要なシーンだと最後になって気づきます!こういった意味深な構成はバンディー好きなので最初から掴まれましたね~!!

冒頭のシーンから数年後、場面は変わりアリシアが何かの音楽にあわせて踊っていますが、途中で倒れて病気に運ばれ『白血病』だと診断されあまり先が長くないみたいです。そして倒れる前に踊っていたのは日本のアニメ『魔法少女ゆきこ』の曲でした。

今作はこの『魔法少女ゆきこ』が非常に重要な要素になっています!タイトルも【マジカル・ガール】=『魔法少女』ですからね!もちろん『魔法少女ゆきこ』は架空のアニメですが、実際にある『プリキュア』を私は想像していまいます。

監督のカルロス・ベルムトは日本の漫画やアニメ、映画にかなり影響を受けているみたいなので今作【マジカル・ガール】を観てから監督の経歴をみたら納得しました!スペイン映画なのに『魔法少女』や日本の曲を作中に流す位なんでかなり思い入れがあるのが伺えますね~!

先が読めない展開

今作【マジカル・ガール】は白血病のアリシアの『魔法少女ゆきこ』になりたいと言う夢を叶える為にゆきこのコスチュームを買おうとする父親ですがかなりの金額で途方に暮れます・・・。

金銭の為に窃盗を働く寸前で上からゲロがアリシアの父親に降り注ぐのでした(笑)ゲロを吐いた張本人こそ冒頭で出てきた学校のシーンの時に登場していた少女バルバラでした!これでピースが1つ埋まります。

このアリシアの父親とバルバラが出会ってしまい間違いが起こってしまったが為に結婚していたバルバラを恐喝し、アリシアの父親はコスチューム代の為にバルバラから金銭を巻き上げようとするのでした。

一応ありきたりな流れですがここから先は想像していたようにはならず、先が読めない展開になっていくのでした!途中から冒頭の少女時代に写っていた先生も登場しカオスな展開に!

バルバラも結婚しているのですが、『間違い』の為に夫から事情を話してお金を借りれないので自分で稼ぐ事になります、そこでバルバラが昔働いていた所に出稼ぎにいくのですが、その仕事がとにかく怪しい!!それだけでは無く全く仕事内容が分からないのですが、風俗よりももっと達の悪い悪趣味な仕事なのかもと想像するしかありません。

全ての登場人物が揃った時物語は急展開を迎えますが、先の読めない展開にワクワクと恐ろしさを感じながらラストを迎えますが今作【マジカル・ガール】ラストには衝撃を受けました!このビターなラストだからこそ印象にも残ったし海外で評価が高いのにも納得でしたね~!ただラストは好き嫌いが分かれるはず!?

全てを見せない巧さ

今作【マジカル・ガール】『全てを見せない巧さ』を感じました!映画の撮り方や演出の仕方もそうですが取り敢えず終始不安になる作品でした!

やっぱり1番『全てを見せない巧さ』を感じたのはお金を得る為にバルバラが怪しい館で行われていた出来事でした!バルバラは昔働いたのですが、体の傷痕(切り傷?)を観見る限り絶対にまともな仕事ではない!

しかも、2回目に行った時は多分最上級にヤバい部屋で案の定出てきてからバルバラの体はボロボロで入院しないといけなくなりました。一体何が起こったのか?エロスの要素は皆無でどちらかと言えば拷問?のような事が行われていたのかも?

ここまで色々バンディーは怪しい館での出来事をあれこれ書きましたがあくまでも全て予測で、何故ならば全く何が行われていたか描写が無く視聴者が想像する以外無いからです!だからこそ色々な解釈が出来て楽しめるんでしょうね!?改めて『全てを見せない巧さ』に納得してしまいました!

今作【マジカル・ガール】をまだ観た事ない方は是非とも余計な予備知識無しの方が楽しめます!また今回紹介した【マジカル・ガール】のような作品と出会える事を願います!!

【マジカル・ガール】

バンディー的オススメ度

★★★★★★★☆☆☆

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