読みにくいが先が気になる小説!?高田大介【まほり】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は高田大介の小説【まほり】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

今作【まほり】の作者高田大介の作品は初めてになりますが、以前からこの作品はタイトルがシンプルでどんな内容か気になってたので読むのを楽しみにしていました!

ジャンル分けが難しい唯一無二の作品!?

山道

概要

  • 作品【まほり】
  • 作者:高田大介
  • 発売日:2019年10月2日(単行本)
  • :2022年1月21日(文庫本)
  • 発行所:角川

あらすじ

蛇の目紋に秘められた忌まわしき因習
膨大な史料から浮かび上がる恐るべき真実

大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村に出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織とともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ……。代々伝わる、恐るべき因習とは? そして「まほり」の意味とは?

引用:角川

初高田大介作品!

今作【まほり】を紹介する前に軽く作者高田大介について触れておきます!

代表作でメフィスト賞も受賞した【図書館の魔女】が有名です!恥ずかしながらバンディーはまだ読んだ事ないのですがあらすじを載せておきます!

あらすじ

鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。

引用:講談社Book倶楽部

タイトルからは図書館が舞台の青春ミステリーと思ってたら全く予想の右斜め上を行くファンタジー作品でした!

敷居が高そう!?

今回紹介している【まほり】は少し敷居が高そうな作品です!土俗・歴史ミステリー、恋愛要素等々様々な要素が詰まっています。

特に土俗や歴史について深く掘り下げて書いてるのでページ数少ない割にかなり密度が濃い作品となってるのでなかなか読み進めるのが難しかったですね~!

知らない用語が出てきたり、昔の時代の事にも触れているのでかなりの知識や情報が詰め込まれており、普通のミステリーを期待している方は敷居が高く感じるかも知れませんが唯一無二の作品なので是非ともチャレンジして頂きたいです!

まほりとは!?

そもそも今作のタイトル【まほり】がかなり気になりますよね~!!しっかり作品の中で重要なキーワードになっており読み進めていくと終盤に意味が判明します!

主人公のが都市伝説で興味を持った二重丸が書かれた紙がいたる所に貼られており、その蛇の目紋を調べる所から物語が始まります!二重丸の紙が色々な所に貼ってるの想像しただけでゾっとします。

そして裕は現地に向かい幼なじみの香織と一緒に調べていきます、色々な仮説や情報をもとに『まほり』の意味が判明しますが、本当の意味が分かった時にきっと皆さんゾっとする筈です!!

もう一人の主人公

今作【まほり】裕とは別にもう一人の主人公と言っても過言ではない程重要な役処で、少年が登場します、淳の話は村からの視点から描かれていきます。

淳は村で不思議な少女と衝撃的な出会いをします、その少女が監禁され虐待されている疑惑があり独自に調べ始めます。

裕と淳は一見無関係そうに見えますが、話が進んでいくとこの二人が調べている事が交わる時がきます!そこから益々物語面白くなってきます!

母の真実

今作【まほり】は主人公裕の母親の出自もかなり重要に関わってきます、何故父親も息子の裕に真実を話さないのか?読者も主人公裕と同じような気持ちで読んでいきます。

裕と香織の恋愛や淳が不思議な少女に抱く淡い恋心等様々な要素がありますが、その中でも1番印象に残こったのはやっぱり裕の母についてでした!

敷居が高く読みにくい作品でしたが、様々な要素がある唯一無二の作品で気付けば先が気になってくる作品でした!物語ラストで衝撃が・・・

【まほり】

バンディー的オススメ度

★★★★★☆☆☆☆☆

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