読み始める前と後の落差が激しかった小説!【祝言島】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~もバンディーです!!

今回は先日【小説の楽しみ方】で書いた、小説の帯で惹かれた作品で真梨幸子の【祝言島】を紹介していきたいと思います!

【小説の楽しみ方】の記事はこちらです!!

帯に惹かれて読んだが落差が激し過ぎた・・・

概要

  • 作品名:【祝言島】
  • 著者:真梨幸子
  • 発行日:2017年7月26日(単行本)
  •             :2021年5月7日(文庫本)
  • 発行所:小学館

あらすじ

2006年、新宿と赤坂で起きた「十二月一日連続殺人事件」。死亡した演劇界のカリスマ・一ノ瀬マサカズ、元ポルノ女優の七鬼百合、女優の国崎珠里の共通の知人・七鬼紅玉は、警察の取り調べ中に姿を消し、以来事件は未解決のままだ。じつは、彼らに共通するものがもう一つあった。それが「祝言島」である。

2017年、九重皐月は大学の授業で「祝言島」のドキュメンタリー映画に出会う。実在とも都市伝説とも言われる祝言島の様子を収めたフィルムには、陰惨な殺人シーンも収録され、スナッフ映画として上映されたらしい。母のすすめで映像制作会社でアルバイトを始めた皐月は、「祝言島」に関わる人々の再現ドラマを手にすることに。どこまでが真実で、どこからが虚構なのか。忌まわしく不穏な日々がそこには収められていた。

「祝言島」開拓に端を発する、女たち3代にわたる数奇な事件。「十二月一日連続殺人事件」の犯人と、その驚くべき動機とは。さらに、殺された人々の本当の共通項とは……。

引用:小学館

帯の書いてる内容に惹かれる

今回紹介する【祝言島】は書店で本を探している時に目を惹いた作品で気になって読んでみました!

帯もインパクトがあり、書かれている内容も『二度読み必須』『緻密に張られた伏線』等々ミステリー好きの人なら反応してしまう煽り分にバンディーはまんまと策略にハマり購入した次第です(笑)

それにしても個人的には小学館文庫は小説の帯の作りがセンスが良くついつい手に取ってしまうので脱帽です!

気になって手に取った作品の出来はいかに・・・!?

気になるキーワードや設定は素敵だが・・・

【祝言島】には気にキーワードがあり、『連続殺人事件』『消された島』『スナッフフィルム(殺人を犯してるところ撮影しているフィルム)』等々現実では物騒なキーワードたちですが、ミステリー小説では気になるキーワードなのでその部分がどのようにストーリーに上手く絡まってくるのかも見所のひとつでした!

帯にも『二度読み必須』や『張り巡らされた伏線』等書かれていたら嫌でも期待はあがってしまいますね!

著者の真梨幸子作品で有名なのは【殺人鬼フジコの衝動】イヤミス作品としてあげられ話題になった作品です、バンディーもその作品で知ったので今作【祝言島】にも期待していました。

序盤から連続殺人がおき、各章を追いながら真相に迫っていきラストで一体どんな真相と結末が待っているのか?先が気になり読み進めて行きました!

が!終盤で失速してしまうのです・・・

失速した終盤・・・

先程までは物語盛り上がって面白くなると書きましたが、残念な事に真相が判明した辺りから雲行きが怪しくなり急に失速してしまいました。

ネタバレになるので詳しく書きませんが、設定にちょっと無理にある展開になってしまい呆気にとられたまま物語は幕を閉じてしまいました(笑)

帯に書かれている事に期待をして読んでみたのですが結果は残念な事になってしまいました。どんでん返しも伏線もミステリー玄人の方には響かないと思います。

物語自体がイヤミスと言うよりトンでも展開になってしまい全てぶん投げてしまったような印象を受けました、期待値が高かったのと面白い設定があった分惜しかったですね・・・

【祝言島】

バンディー的オススメ度

★★★☆☆☆☆☆☆

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