ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は東野圭吾の短編小説【俺は非情勤】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
タイトルが『非情勤』ってなってるのもポイントで、本来ならば『非常勤』ですがこの理由も読めば分かる異色作です!
ハードボイルド非常勤講師が主人公!
概要
- 作品名:【俺は非情勤】
- 作者:東野圭吾
- 発売日:2003年5月20日(文庫本)
- 出版社:集英社
あらすじ
推理作家をめざして修業中のおれは、小学校の非常勤講師。派遣される学校では必ず怪事件が! “ハードボイルド非情勤”と子供たちを主人公にした異色ミステリー。
引用:集英社
知名度がある作家!
今回紹介している【俺は非情勤】の作家東野圭吾はかなり有名な作家だとバンディーは思います!あまりミステリーを読まない方でも名前くらいは聞いた事あるのではないでしょうか?
東野圭吾作品はドラマや映画化が多数されているのでそれで知った方も多いはず!福山雅治主演の【ガリレオ】シリーズ や木村拓哉主演【マスカレード】シリーズも有名です。
【ガリレオ】
【マスカレード】
作品もかなりあるのとかなり早いスパンで生み出してる所は赤川次郎と共通してますね~!お二人とも知名度が高い点も。
ファンの方には本当に申し訳ありませんが、バンディーはこの二人に作家の作品を積極的に読みたいとは思わないんですね~・・・。作品のスパンが短いのとあまり刺さらないのです、こればかりは好みの問題なんで仕方ないですが。
非情勤講師
今作の主人公はタイトルにある通り非常勤講師の『俺』が主人公の短編小説で全6章での主人公なので連作短編でも当てはまりますが、赴任する学校は毎回別の学校のなので主人公の俺以外は入れ替わって新たな謎を解いていきます!
主人公が非常勤講師でしかもハードボイルド要素があるのが新しい設定で読んでいて気持ち良く、タイトル通り非情な部分がありそこがスパイスでもあますね~!!
それプラス小学校が舞台なので、ドライな非常勤講師俺と小学生の組み合わせが意外にマッチする異色作ですが、いい具合に化学反応を起こしておりサクサク読める作品になっています!
小学生でも読みやすい!!
今作【俺は非情勤】は舞台が小学校なだけあって、内容も本格ミステリーのようなエグイ事件は起こらないので小学生でも安心して読める作品となっています!以前紹介した麻耶雄嵩【神様ゲーム】も同じ小学校が舞台で主人公は小学生で一見読みやすそうな作品だと思いますが、そこは麻耶作品結構小学生には毒が強すぎる作品となっており【俺は非情勤】とは正反対の作風ですが、面白いので気になった方は一度読んでみては!?
そもそも今作【俺は非情勤】の連載自体が小学生向けの雑誌に連載していたので内容もマイルドになっている訳なんですね~!それを加筆修正した文庫オリジナル作品で俺が主人公ではない、小学生が主人公の書下ろし2遍も追加されています!!
1985年前後生れの人が読んだら懐かしい!?
【俺は非情勤】の連載時期が1997年~1999年なので、1985年生まれ前後の人はドンピシャなので読んでいて小学生の時を思い出すでしょう!バンディー自身もリアルタイム何で内容も懐かしく読んでいてエモくなりました!!(笑)
内容にあるのが、合唱で『SPEED』や『SMAP』を歌いたいとか確かにメチャクチャ流行っていて小学生時代は口ずさんでいたし、『カラオケ』ってキーワードがあったのですがちょうどその年代からカラオケが流行り始めた気がしてバンディーも家族でよく行ってました(笑)
事件の内容も最初に書いた通りエグイ内容の事件は起こらず、小学校ならではの事件が起こります。(最初の事件は殺人事件が起こっているので例外かな?)当時の情景を思い出しながら照らし合わせながら読むとさらに面白くなるかも!?
ミステリー初心者におススメ
今作【俺は非情勤】は内容もページ数も読みやすい作品なので、ミステリーの初心者の方にはおススメですね~!東野圭吾作品全般ミステリーが苦手な方も読みやすいとバンディーは思っています!!
名作【容疑者Xの献身】やどんでん返し要素がある【仮面荘殺人事件】など様々なジャンルを書き分けるので小説を読み始める人に向いていると思いますし、好みは別として様々な作品を書き分けれているのはやはり凄いと思います!!
最初にバンディーは東野圭吾作品が苦手と書きましたが、確かに昔は苦手で興味は無かったのですが、最近は好き嫌いをせずに色々な作家の作品を読んで行こうと考えています!ずっと活躍しているのはそれなりの理由があるはずなのでしっかり読んで行こうと思います!!
次は名作【容疑者Xの献身】読んでまた感想を書きます!!
【俺は非情勤】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆☆