ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介している作品はアンソニー・ホロヴィッツの人気シリーズ最新作【死はすぐそばに】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』の最新作第五作目!今回も面白いんでしょうね〜!
関係者全員が容疑者!?
概要
- 作品名:【死はすぐそばに】
- 作者:アンソニー・ホロヴィッツ
- 発売日:2024年9月13日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
ロンドンはテムズ川沿いの高級住宅地で、金融業界のやり手がクロスボウの矢を喉に突き立てられて殺された。理想的な住環境を騒音やプール建設計画などで乱してきた新参者の被害者に、容疑者の住民たちは我慢を重ねてきていた。誰もが同じ動機を持つ難事件を前に、警察は探偵ホーソーンを招聘(しようへい)する──。
引用:東京創元社
人気シリーズ作品!
今回紹介している【死はすぐそばに】は冒頭でも書きましたが、『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』第五作目になっております!
第一作目【メインテーマは殺人】は年末のミステリーランキングを4冠した海外ミステリーの傑作で、こんなにしっかりした海外の犯人当てミステリーに出会いましたね〜!
他にも【その裁きは死】、【殺しへのライン】、【ナイフをひねれば】がありバンディーもしっかりチェックしてます。
シリーズ作品あるあるですが、発売順に読んでもらったほうがより今作【死はすぐそばに】を楽しく読めるので是非とも読んで頂きたいです。
ホーソンとホロヴィッツの関係性やホーソンの謎があり作品事に新しい情報が明かされるので、これも楽しみのひとつなんですね〜。
過去と現在
今回紹介した【死はすぐそばに】は今までのシリーズと違っており、過去と現在の章を交互に行き来します。
過去に起こった事件をもとにホロヴィッツは新たな本を書き上げる為のネタとして調べ始めます。
すでにホーソンが解決してる事件をホロヴィッツは小出しに聞きながら本を書き上げていくので、読者もホロヴィッツと同じタイミングで真相を知ることになる。
ホーソンとホロヴィッツが出会う前の事件なんでマンネリ化を脱しており、こういった新たな試みは評価したいです!
過去に解決してる話を現在のパートで新たに聴き直して一体どんな真相が浮かび上がるのか!?
関係者全員が容疑者?
今作【死はすぐそばに】は高級住宅街が舞台で、そこに住んでいる人物が、クロスボウで撃たれて死んでしまいす。
被害者も他の住人に迷惑をかけトラブルを抱えており、皆から嫌われているのは明らかで関係者全員に殺人の動機があるんですね〜!
某海外ミステリーの名作を思い出しますね〜!容疑者の動機も丁寧に描かれており一体誰が犯人か読んでる途中ではバンディー分かりませんでした(笑)
アンソニー・ホロヴィッツの作品はしっかりしたミステリー作品を読ませてくれるので、シリーズ追いかけてしまいます。海外ミステリー小説は勝手に大雑把なイメージを抱いていましたが、ホロヴィッツ作品で考えを改めました!
容疑者全員何かを隠している節があり、それが一体何のか気になるし読ませるのが上手いと感じました。
ホーソンとホロヴィッツ
今作【死はすぐそばに】だけでは無く、『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』は冒頭にも軽く書きましたが、この2人の関係性も見どころです。
まずホーソンは捜査能力の高い探偵ですが、昔は刑事だったが何か訳があり退職しています、その事はシリーズを順に読めば判るのでやはり順番に読むのがオススメですね〜!
それだけではなくシリーズを重ねる事にホーソンの謎が増えてる気がするし(笑)、ホロヴィッツは相棒の割にあまり関係性は良好とは言えないし、これから2人はどうなっていくのかも見物です。
先が気になる
今作でホーソンの元相棒ダドリーの存在が作品を面白くしており、現相棒のホロヴィッツとは違い非常に頭が切れる人物です。
この元相棒ダドリーは一体何処に行ったのか?新たに登場する重要な〇〇はこれから先どのようにシリーズに関わってくるのかかなり先が気になる!
これだから『ホーソン&ホロヴィッツシリーズ』はずっと読みたくなるんですね〜!
もちろん今作【死はすぐそばに】は単純なミステリーでもないし、奇をてらった内容でもなく本当に純度の高いミステリーを堪能できます。
派手などんでん返しはないが、しっかり推理を積み重ねていった先に待つ真相にも驚くし、ただでは終わらない締め方も非常に良かったのでまだ未読の方はお楽しみに&是非ともチャレンジを!
【死はすぐそばに】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★☆☆