昆虫オタクが主人公の読みやすい連作短編小説!【サーチライトと誘蛾灯】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は櫻田智也の連作短編ミステリー小説【サーチライトと誘蛾灯】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

昆虫オタクが主人公の不思議な作品ですが、1つ1つの話のクオリティも高いミステリー作品でした!!

ミステリーズ!新人賞を獲得した作品も含まれるデビュー作!!

青い蝶

概要

  • 作品名:【サーチライトと誘蛾灯】
  • 作者:櫻田智也
  • 発売日:2017年11月10日(単行本)
  •             :2020年4月24日(文庫本)
  • 発行所:東京創元社

あらすじ

昆虫オタクのとぼけた青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。昆虫目当てに各地に現れる飄々(ひようひよう)とした彼はなぜか、昆虫だけでなく不可思議な事件に遭遇してしまう。奇妙な来訪者があった夜の公園で起きた変死事件や、〈ナナフシ〉というバーの常連客を襲った悲劇の謎を、ブラウン神父や亜愛一郎(ああいいちろう)に続く、令和の“とぼけた切れ者”名探偵が鮮やかに解き明かす。

引用:東京創元社

続編も面白いシリーズ作品

今作【サーチライトと誘蛾灯】連作短編小説で表題作の『サーチライトと誘蛾灯』ミステリーズ!新人賞を受賞し、『火事と標本』は日本推理作家協会賞の短編部門の候補となるなどクオリティが高い作品が収録されてます!

【サーチライトと誘蛾灯】デビュー作になりますが、バンディーが以前に紹介しましたが先に連作短編作品の第2弾【蝉かえる】の方を先に読んでしまっていて、こちらも表題作の『蝉かえる』日本推理作家協会賞の短編部門候補作となっており、前作に比べてミステリーランキング上位に食い込んでいます!

先に【蝉かえる】を読んでも全く問題なかったですが、シリーズ順に読んだ方が主人公えり沢の人となりが分かりさらに楽しめると思います!今作【サーチライトと誘蛾灯】が気に入った方は是非とも続編を読んで欲しいですね~!

主人公えり沢が魅力的!

今作【サーチライトと誘導】の主人公はえり沢泉という青年ですが、えり沢は昆虫オタクで作品事に昆虫を探しているところに毎回事件に巻き込まれていきます。

毎話『昆虫』が関わってくるのですが今までそんな小説は読んだ事なかったので不安でしたが、読んで見たら『昆虫』も見事に取り入れミステリーに昇華しているのには脱帽です!

えり沢はどこかおとぼけ感がある天然の青年でやり取りもユーモアな部分も多いですが、事件解決の際はお見事で、そのギャップも今作【サーチライトと誘蛾灯】を面白くしている1つの要因ですね~!結構シリアスな話が多いのですがユーモアな要素が中和してくれるのでそれが救いですね~!

全5話で構成

今作【サーチライトと誘蛾灯】は全部で5話ありますがどれも魅力的な話があるので、簡単ですが各話のあらすじとバンディーの感想を書いておきます!

サーチライトと誘蛾灯

ミステリーズ!新人賞を獲得した話で、公園でカブトムシを探していた所に公園の見守り隊の男性と私立探偵の男と遭遇します、しかし、翌日には探偵の男は公園で死体となって発見されるのでした・・・。

さすがに新人賞を獲得した話だけあり、伏線の回収や話のまとめ方はさすがでしたね!ただ最後のある人物の『言葉』はすぐに理解は出来ませんでしたが(笑)

ホバリング・バタフライ

女性が登山をしている途中にまたもや昆虫を探していたえり沢と出会い共に2つの運営団体を巡るごみの不法投棄や嫌がらせを解明さしようとする先に思わぬ真相にたどり着く・・・

『ホバリング・バタフライ』は2つ運営団体のいざござから特段これといった大きな山場はない話だったのが残念でした・・・

ナナフシの夜

ひっそりとたたずむあるバーでのお話、キノコ取りをしていた帰りにバーに寄ったえり沢はマスターと常連客の男性と中年夫婦と一緒になる、しかし、翌日に中年夫婦の旦那が遺体で発見される・・・。

昨夜まで話していた中年夫婦の旦那が遺体で発見される急展開も驚きでしたが、真相が判明した時の驚きには脱帽でミステリーの楽しさが詰まった話でバンディーは1番印象に残りました!タイトルにも納得!

火事と標本

えり沢が宿泊した主人の昔話を回想しながら、当時小学生だった宿屋の主人が出会ったカメラマンの青年とその家族に起こった悲劇に隠された真相とは・・・

『火事と標本』日本推理作家協会賞の短編部門候補だけあってこちらも『ナナフシの夜』同様印象に残った話でした!火事で心中した親子の話と思いきや、事件に隠された真相は読み終わった後も余韻に浸ってしまった・・・。

アドベントの繭

教会の牧師の遺体が発見され、牧師の息子が行方不明になっており、息子が犯人なのだろか・・・?

またまた現場に居合わせたえり沢が事件を解決していくが、『ホバリング・バタフライ』同様これといった面白さは無く、『火事で標本』ラストの方が作品が締まったはず!?

最後に

今作【サーチライトと誘蛾灯】ミステリーズ新人賞を受賞した話や日本推理作家協会賞短編部門候補等クオリティが高い短編が収めれている作品でした!

シリアスな話が多かったが、やっぱりえり沢のキャラクターが良かった為最後まで楽しめて読めたので改めてキャラクター設定の大事さを再認識しました!

シリーズ続編の【蝉かえる】も是非とも未読の方には読んで頂きたいです!シリーズ続編第3弾にも期待!!

【サーチライトと誘蛾灯】

バンディー的オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

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