ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は初読み作家さん藤石波矢【美しい探偵に必要な殺人】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
これから活躍しそうな作家さんを発掘中で、そんな時に出会った1冊です。
表紙の意味がわかる時・・・

概要
- 作品名:【美しい探偵に必要な殺人】
- 作者:藤石波矢
- 発売日:2025年10月29日(文庫本)
- 発行所:新潮社
あらすじ
「今夜、すべてが終わるはずだった」 高校生の頃に出会った美しい探偵・刀根美聖(とねみさと)。彼女に魅せられ、助手として支えた十二年。すべてが解決したかに思われた今夜、俺は彼女と、長い長い電話をする──ふたりで追った四つの事件を辿りながら。追想の僅かな綻びに、優秀な探偵が気付かないはずがない……。その電話が終わるとき、すべての光景が反転する。驚愕の大どんでん返しミステリ。
引用:新潮社
期待はしてしまう
今作【美しい探偵に必要な殺人】は作品に対して期待してしまう要素は多々ありました。
まずはタイトルと本の表紙がいいですね〜!特にバンディーは表紙のイラストに惹きつけられました、読み終わった後に自分の直感が間違って無かったと気付きました。
ただ毎回この問題に苦言をていしてますが、帯などに『大どんでん返し』や『怒涛の伏線回収』等は本当にいりません!
期待だけして面白く無かった場合は最悪の評価になりかねません。
ただ今作【美しい探偵に必要な殺人】は『全てが反転する驚愕のラスト』おまけに『二度読み必至』のおまけまであり、さすがに読むの不安になりました・・・。
探偵と助手
今作【美しい探偵に必要な殺人】は探偵と助手の電話での会話劇がメインの作品で、バンディーはあまり読んだ事がない設定で斬新でした。
語り手は助手で主人公的な立ち位置です、探偵は刀根美聖で主人公とは高校時代に出会っており、かれこれ12年来の付き合いになります。
電話を通してこの2人が関わってきた4つの事件を回想する形で話は進んでいきます。
美聖の探偵として成功している姿も時系列的に追えるし、何より主人公の助手が美聖に対してなみなみならぬ憧れがあるのが凄く伝わってきます。
この2人の会話が終わる時何が待ち受けるのか!?
終盤でまくってきた
今回紹介した【美しい探偵に必要な殺人】を忖度無しで感想を書きますね。
過去の事件4つとも話的には目新しくも無くごく普通のミステリーでした。
バンディーも終盤に話のからくりに気づいてしまいました、ミステリー玄人の方はわりかし早い段階で気づくかも!?
ただ、物語の終盤で退屈だったのが一気にまくって来て何とか楽しく読めました。
やっぱり過度な煽り文はダメ!絶対!!
唯一無二良かったのは物語終盤を読んでからもう一度本の表紙をみると意味が分かり、そこは余韻に浸れたのでGOODでした!
ミステリー初心者の方にはピッタリな作品かも!?
【美しい探偵に必要な殺人】
バンディー的オススメ度
★★☆☆☆☆☆☆☆☆