ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は乙一と山白朝子のホラー作品を厳選した傑作選となっております!
乙一と山白朝子の2人の違った作風のお話を堪能出来るのは嬉しい事です!!
ほぼ読んだ事無い作品ばかりで楽しめた!

概要
- 作品名:【Wi-Fi幽霊】
- 作者:乙一・山白朝子
- 発売日:2025年3月22日(文庫本)
- 発行所:角川
あらすじ
乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。
引用:角川
乙一
今回紹介している【Wi-Fi幽霊】は乙一と乙一の別名義『山白朝子』の傑作選です。
乙一はバンディーが高校時代に出会い影響と衝撃を受けた作家です、もう一人は伊坂幸太郎ですがこの二代巨塔が読者ライフを形成しています。
伊坂幸太郎については名作【ラッシュライフ】で言及してますので良ければ参考にしてみて下さい!
乙一作品初めて読んだの【夏と花火と私の死体】ですが、何だこの作品は!?と思ったし乙一が10代の時の作品だと知りさらに驚く!!
以降の作品も独創性がある作風とどこか切ない読後感は10代のバンディーには刺さりました!また【Goth リストカット事件】は今までの読者ライフでベスト10に入る名作で、まだ読んだこと無い方は是非ともオススメします。
そんな乙一作品もバンディーが歳をとり好きな作風が変わってきてあわなくなり、読まなくなりました、(不思議な事に伊坂幸太郎作品も同じタイミングで読まなくなりました)今作【Wi-Fi幽霊】で久しぶりに乙一作品に触れるのでワクワクします。
傑作選
今回紹介している【Wi-Fi幽霊】は冒頭でも書いた通り、乙一と山白朝子作品の傑作選です、山白朝子作品は初めてなので楽しみ。
乙一作品は
- 階段
- SEVEN ROOMS
- 神の言葉
- Wi-Fi幽霊
山白朝子作品は
- 鳥とファフロッキーズ現象について
- 〆
- 呵々の夜
- 首なし鶏、夜をゆく
- 子どもを沈める
以上の合計9作品とかなりボリュームがあります!しかも、ひとつひとつが読み応えがあるのも良かったですね〜!
この中でも乙一の短編作品【Zoo】に収録されていた『SEVEN ROOMS』だけは読んだことありましたが、当時衝撃を受けたし今でも覚えてるお話でした。
今改めて読むとまた違った受けとめ方が出来て面白かった!
乙一作品は懐かしさがあり初めての作品も読めエモい気持ちになりました(笑)やっぱり乙一作品はいい!今読んでも色褪せない『SEVEN ROOMS』に驚き!
対して初めて読む山白朝子作品は乙一に通ずる切なさはあるが、どちらかと言えば幻想的でよりホラー色は強く感じた。
特に良かったのは和泉蝋庵シリーズの『〆』と『呵々の夜』が思いのほか面白くハマった!旅の途中で出会う怪異が絶妙にホラーとミステリーの中間の作品でGOOD!
久しぶりに楽しめた傑作選
バンディーはあまり傑作選とかは期待しておらず、読む機会は無いが今作【Wi-Fi幽霊】は良かったですね〜!
書き下ろしの『Wi-Fi幽霊』は昔の乙一らしさは無かったが現在のテクノロジーを上手く活かした設定はなかなかに良い。
星新一的な展開がよくあり、星新一好きなバンディーからしたら楽しく読めました。
またバンディーみたいに昔の乙一作品は読んだが最近は読んでない人にもオススメですし、今まで乙一作品読んだ事無い方にもオススメしたいですね〜!
とりあえず『SEVEN ROOMS』だけでも読んで!
それが面白かったら【ZOO】までの乙一作品はどれも面白いので是非ともチャレンジしてみて下さい!!
【Wi-Fi幽霊】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
