トリックが有名すぎる名作!?【占星術殺人事件】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は島田荘司のデビュー作【占星術殺人事件】をネタバレ無しで感想を書いていきます!!

島田荘司の【占星術殺人事件】と言えばミステリー好きな方なら1度は必ず聞いた事はある程の名作を今さらながら読んでみました!

日本ミステリーの不朽の名作!?

星空

概要

  • 作品名:【占星術殺人事件 改訂完全版】
  • 作者:島田荘司
  • 発売日:1988年6月30日(単行本)
  •             :2013年8月13日(文庫本)
  • 発行所:講談社

あらすじ

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。彼の死後、六人の若い女性が行方不明となり肉体の一部を切り取られた姿で日本各地で発見される。事件から四十数年、未だ解かれていない猟奇殺人のトリックとは!? 名探偵・御手洗潔を生んだ衝撃のデビュー作、完全版!

引用:講談社BOOK倶楽部

デビュー作にしてclassic作品!

今回紹介する島田荘司の【占星術殺人事件】はデビュー作にして今でも語り継がれるclassic(名作)でミステリー好きな方なら読んだ事はなくても1度はタイトルだけでも聞いた事があるのではないでしょうか?

かく言うバンディーもずっと【占星術殺人事件】は名作って事は知っていましたが1980年代の作品なので若干古いので敬遠していたのですが、最近は鮎川哲也【リラ荘殺人事件】を読んだり昔の名作を読むのにチャレンジしている所なんで今なら読めると思い遂に挑戦しました!!

猟奇殺人の真相は・・・

今作【占星術殺人事件】3つの大きな事件が描かれていますが中でもやぱり印象に残ったのが、少女6人が殺害され全国各地に身体の一部が無い状態で発見される猟奇殺人が強烈でしたね~!

しかもその6人の女性の身体の一部から完璧な女性(アゾート)を産み出すと言うとんでもない計画がありそれが本当にアゾートが完成したのかも気になりポイントでもあるんですね~!

今作の事件は40数年前の未解決事件を主人公御手洗が推理して解決していくのですが、そんな昔の誰も解決出来なかった事件をどのように解決して真犯人を探し出すのか気になる所は多々ありました!

       

事件当事者の平吉の手記で幕を明け間に関係者の竹越刑事の手記等事件を回想するパートを挟みながら待望の『読者への挑戦状』もしっかりありミステリー作品を堪能させて貰った作品です!

金田一少年の事件簿との関係性

今作【占星術殺人事件】を語る上でバンディー的には切っても切り離せない作品がありましてそれは漫画【金田一少年の事件簿】なんですね~!多分同じように感じてる方多いと思いますが(笑)

【金田一少年の事件簿】ドラマ化もされ映画監督堤幸彦の演出が素晴らしかった思い出があるのですが、その中でも特に印象に残った事件のトリックが少年の時に読んだのですがそれが今でも忘れられなかったんですが、今作【占星術殺人事件】を読んで驚くべく事実を知ったんです!!

それは【金田一少年の事件簿】を読んで驚かされたトリックは何と!!島田荘司の今回紹介している作品【占星術殺人事件】元ネタだったんです!!もしかしたら巷では当たり前の話なのかもしれませんがバンディーはかなり驚きました!!

【占星術殺人事件】のあらすじを読んでいる時何か既視感がありもしかして?と思ったんですが名作何で読み進めていたら終盤にまさかの【金田一少年の事件簿】衝撃を受けたトリックが出てくるではないですか!!かなり興奮しましたね~!!

もちろん島田荘司【占星術殺人事件】の方が先に世に出ているので【金田一少年の事件簿】オマージュを込めてストーリーにこのトリックを組み込んだと思いますが、まだ小説に興味が無かった少年時代のバンディーは本家より先にトリックを知ってしまうという『逆転現象』が起きていたのでした(笑)

語り継がれる作品だけの事はあった!!

今作【占星術殺人事件】は確かに1980年代と古い作品でありましたがやはり読んでみて『不朽の名作』だと納得しました!!デビュー作が名作になるんですから凄いですね!!

ただ個人的な意見を書いておきますと先ほど書いた通り、本家より先に『重要なトリック』を先に知っていましたので、純粋な驚き度は何も知らずに読んだ時に比べるとやはり下がっていたのは事実でした!本当にまっさらな状態で読んで心の底から驚きたかった・・・。

本格ミステリーにありがちなのですがやはり事件の概要や前置きや説明がある為面白くなり始めるまでに時間がかかるんですね~(笑)。なのでその間がかなりダレてきてしまったのは事実でしたが真犯人の目星がつき始めてからの展開からエンジンがかかり始めて面白くなるので最初の前置きが絶えれるかで好き嫌いが分かれそうな気がしました!!

昔の作品なので2020年代の今読んだら違和感や現実味がなくやはり昔の作品なんだと実感しましたが、物語の面白さは【金田一少年の事件簿】『重要なトリック』を知っていましたがバンディーは真犯人が主人公御手洗が指摘するまで全く分からなかったので、同じ境遇の人も安心して最後まで読めるはずです!そして今から何も知らない状態で読む方達が非常に羨ましい!!ミステリー好きな方なら1度は必ず読んでおいた方が良い作品でした!!

【占星術殺人事件】

バンディー的オススメ度

★★★★★★☆☆☆☆

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