ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は我孫子武丸の長編推理作品デビュー作の【8の殺人】をネタバレ無しで紹介していきます!!
我孫子武丸はサウンドノベルゲームの金字塔【かまいたちの夜】のシナリオを担当した事でも有名です、あの衝撃作品も代表作でありますね・・・。
サクッと読みやすいミステリー作品!
概要
- 作品名:【8の殺人】
- 作者:我孫子武丸
- 発売日:1989年2月27日(単行本)
- :1992年3月3日(文庫本)
- 発行所:講談社
あらすじ
8の字屋敷で蜂にからむ不可解な殺人続発!ボウガンで男女が殺された。犯人は宙に浮かんで男を射殺し、女を磔にした後、密室から消失。三重四重の逆転劇をひっさげ、京大ミステリ研から第三の新人誕生!
引用:講談社BOOK倶楽部
我孫子武丸の代表作と言えば・・・。
今回紹介する作品【8の殺人】の前に我孫子武丸の代表作は【かまいたちの夜】もありますが、バンディー的に衝撃を受けたのは以前にも紹介した【殺戮にいたる病】なんですね~!!
どんでん返し作品の金字塔!歌野正午【葉桜の季節に君を想うということ】と同じくらい衝撃を受けた【殺戮にいたる病】 が我孫子武丸の代表作だと思います!
ただ読んだ人は必ず衝撃を受けるはずなのですが、トリックにも驚きますがそれよりもグロい要素があるのでその部分が苦手な方は要注意です!!
ただそれ以上にトンでもない衝撃を受けるはずなので、死ぬまでには是非とも一回は読んで頂きたいですね~!
誰でも読みやすい作品
今作【8の殺人】は先ほど紹介した【殺戮にいたる病】に比べたらかなり読みやすい作品なので気軽に読んでみて下さい!約300ページ程なので!(新装版は360ページ程です)
不思議な8の形の館で起こる館ミステリーですが、綾辻行人の名作【十角館の殺人】程驚きはないですが、登場人物達のコミカルなやり取りでサクサク読めちゃいます!
主人公は警部補の速水と弟慎二妹の一郎の3兄妹達で3人が事件を解決するため奔走しており最後には探偵役をしっかりこなしており、推理小説お約束の関係者の前で犯人を指摘してくれます!
小難しくもないのですぐに読み終えたってのが率直な感想です!!
ミステリー読み玄人は物足りない!?
今作【8の殺人】は先ほどサクッと読みやすい作品だとお伝えしましたが、ミステリー好きの玄人からしたらちょっと物足りなく感じてしまう点が残念ですね~・・・。
発売されたのも約30年も前の作品で、以降にも斬新なトリックや設定が生まれているので沢山ミステリー読んでる方は免疫が出来てるのであまり驚けないと思います。
今からミステリー小説をチャレンジする入門編には今作【8の殺人】は向いていると思うし、作中に図解が挿入されているのも想像しやすく助かるってポイントもオススメの理由の一つです!!
あの名作を越える作品に出会えるか・・・
今作【8の殺人】も読みやすくて良かったのですが、やっぱりバンディーは我孫子武丸作品は【殺人にいたる病】のような衝撃が訪れれる作品を期待してしまいます。
我孫子作品は他にも【弥勒の掌】を読みましたが、こちらはまた別の驚きはありましたがそこまでは響きませんでした・・・。
もう一度我孫子武丸にバンディーに衝撃を与えてくれた【殺戮にいたる病】を超えるような作品を生み出して頂きと思います!いつか出会えると信じてこれからもミステリー小説を読み続けて行きます!!
【8の殺人】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆