ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はサイトウケンジのラノベミステリー【魔女の怪談は手をつないで 星見星子が語るゴーストシステム】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
久しぶりにラノベを読みますが昔程抵抗なく読めるようになったのは自分自身大きな成長だと思います(笑)
確かにどんでん返しはあるが・・・
概要
- 作品名:【魔女の怪談は手をつないで 星見星子が語るゴーストシステム】以下【魔女の怪談は手をつないで】
- 作者:サイトウケンジ
- 発売日:2023年3月25日(文庫本)
- 発行所:角川
あらすじ
僕の日課は深夜のファミレスで幼なじみの人気配信アイドルの星子ちゃんを喜ばせるため、『オカルト』話を語ること。
「幽霊にも指紋があるはず!」
「水って海水なのかな?それとも水道水?」怖い話を変わった方向から追及する少し不思議なところもあるけれど……、やっぱり星子ちゃんはかわいいなあ。大好きすぎる。
怪談のディテールを求める彼女との楽しい時間はこれからもずっと続くはずだった。あの夜、自称魔女の語る怪談を聞くまでは。
「『魔女の怪談話』には絶対的な3つのルールがある!」
「ひとつでもやぶるとどうなるんだい?」こうして。
引用:角川
――“僕”にとって最期の夜が始まった。
久しぶりのラノベ
今回紹介している作品【魔女の怪談は手をつないで】はジャンル的にはライトノベルになりますがバンディーは久しぶりにチャレンジしました!
以前に読んで紹介したのは一肇【フェノメノ: 美鶴木夜石は怖がらない】と入間人間【たったひとつの、ねがい。】斜線堂夕紀【恋に至る病】があります!
どれもクセの強い作品で特に入間人間【たったひとつの、ねがい。】は色々と覚悟して読んで欲しいですね~!!昔はラノベって少し手を出しづらいジャンルでしたが、いざ読んでみると要らぬ心配でした(笑)色々なジャンルにチャレンジして読書の幅を拡げる事は大事だと改めて思いました!!
体験出来る怪談話!?
今作【魔女の怪談は手をつないで】は深夜のファミレスで主人公の僕と幼なじみの人気配信アイドル星見星子とオカルト話をしている所が主な舞台です。
そこに『自称魔女』のあーちゃんが登場する事でただのオカルト話から恐ろしい事が起こり始めます!怪談話を体験出来るって部分が新しいポイントですね~!!
体験しているイメージは以前に紹介したゲーム【サイバーパンク2077】に登場する『ブレインダンス』に似ている気がします!知らない方の為に下にトレーラー貼っておきますので参考までに。
問題編と解決編
今作【魔女の怪談は手をつないで】には怪談を体験する時に3つのルールがあります、『怪談中は決して手を離してはいけない』、『同じ話は二回まで聞ける』、『怪談話は一日三回まで。』というようなルールです。
このルールバンディー的には惜しい気がしました!確かにこの3つのルール作中に活かされる設定ですがそれ程上手く活かせていなかったのが残念でした・・・。
作中大きな怪談話2つ体験する事になりますが、実際に体験しておかしな点を挙げていく『問題編』とそのおかしな部分を主人公と星子で解決していく『解決編』がありメリハリがある点は良かったです!
解決編と言っても本格的なミステリー作品では無いので『ミステリー部分』に期待される方は多分満足出来ないと思うのでその点を考慮して読まないと肩透かしを喰らいます!
ホラー要素もそこまで怖くはないので、ホラーが苦手な方も心配せずに読める筈です!!
どんでん返し!?
今回紹介した【魔女の怪談は手をつないで】は物語ラストで今までの話が収束していく部分は見事でしたが、展開的には予想が出来たのが残念でした。
本の帯には『待ち受けるどんでん返しの連続!!!!!!!!!』ってデカデカと書いてる割にはバンディー的には全くどんでん返し部分を味わえなかったので騙された気分でした・・・。
前々から書いてますが本の帯に『衝撃が』とか『必ず騙される』とか『二度読み必須!』みたいな誇張するような書き方した読者を残念がらせるのは止めませんか?大概こういった煽り文書いてる本に限って驚かないのです。本当に読者を驚かせる自信がある本以外は書かないで欲しいですね~!!
今作【魔女の怪談は手をつないで】はサクッと読めるのでサクサク読みたい方にはオススメですが、しっかりミステリーやホラーを味わいたい方には物足りないかもしれません。
【魔女の怪談は手をつないで 星見星子のゴーストシステム】
バンディー的オススメ度
★★☆☆☆☆☆☆☆☆