ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する小説は久しぶりに読んでる最中も読み終わった後も胸糞悪くなった作品!入間人間【たったひとつの、ねがい。】いや~これは賛否両論ある作品だと思いますね。グロ耐性が無い人にはあまりオススメは出来ない作品でもあります・・・
グロく最悪な気分になるが、仕掛けは評価したい!!
概要
- 作品名:【たったひとつの、ねがい。】
- 作者:入間人間
- 発売日:2012年11月22日(文庫本)
- 発行所:アスキーメディアワークス
あらすじ
彼女と知り合ったのは学生時代だった。互いに心を通わせてる、そのことすらも確認しなくてもわかる日々。 そして今日。 思い切って結婚を彼女に持ち出してみた。下手に出て、お伺いしてみる。恐る恐る顔を上げて反応を確かめると、非常に希少なものが拝めた。 彼女がにたにたと、ともすれば意地悪く見えるほどにやついている。 つまり、良いよ、ということ? やったぁ……と、思ったその瞬間。あんな、あんなことが起こるなんて。 それから、僕のもう一つの人生は始まった。
引用:角川
イニシエーションラブ+殺戮にいたる病?
ちょっとネタバレギリギリの項目になっちゃいますが(笑)読み終わった感想は以前紹介した乾くるみの【イニシエーションラブ】と我孫子武丸の【殺戮にいたる病】を混ぜ合わせたような作品でした!!
映画では問題作【ハウス・ジャック・ビルト】のような不条理や理不尽さを同じように今作【たったひとつの、願い。】にも感じられました!
ある程度のグロさや衝撃に耐えられる準備は出来ましたか・・・?
復讐の物語
エピローグの幸せそうな話から一転していきなりトンでもない展開を迎えます!まずそこで嫌悪感を抱く人は大多数いると思いますね~。エピローグでダメな人は以降の話はちっと厳しいかもしれませんよ!
一章からはタクヤが復讐に燃えてターゲットを皆◯しに行くのですが、先ほど書いたようにま~描写がエグ訳ですよ!
復讐に燃えてるので目的の人物をターゲットにするのは分かるのですが、その家族達も躊躇いもなく手にかける非道さは流石に復讐とはいえ読んでてドン引きでした・・・
今までにもいろんな作品で復讐には様々な方法があったと思います、静かにターゲットのみを暗殺していく者、自ら手を下さず精神的に痛めつける者、もしくは復讐を選ばない者等がいると思いますが、今回の主人公は群を抜いてイカレテいますね(笑)
表紙詐欺にご注意を!!
よく昔は若い時はレンタルビデオで表紙詐欺に泣かされた覚えがあります!『表紙と中身の女の人が別人じゃねぇ~かよ!!』って表紙に騙されて痛い目を見た事か何度かありました(笑)
今作【たったひとつの、ねがい。】も全くそのような感想を抱きました!!
出典:角川
ハイ!この和やかな表紙に騙されて今作【たったひとつの、ねがい。】を手に取ったあなたは確実に後悔するでしょう(笑)読み始めた時に和やかな雰囲気からえぐい話しに行くので全く救いようが無くただただ驚くばかりでしょう・・・
ただ内容はグロいですが、話の構成自体はよく出来ておりその部分においては評価せざるを得ない部分です!!バンディーも読み終わった時に一瞬理解が出来ず一旦落ち着いてから頭を整理しました(笑)理解してからは『なるほどね~!!』と思い改めて頭の中で整理すると違った一面が見えてきました!!帯に書かれている『同情の余地なんかない』って言葉は【たったひとつの、ねがい。】を言い表している言葉だなと読み終えてから気づきましたね~。
この面白い構成が無ければただただ読み終わった後も胸糞が悪いままのとんでもない本で終わる所でした・・・
【たったひとつの、ねがい。】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆