ハイ!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品はクリスティン・ペリンのミステリー小説【白薔薇殺人事件】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
ミステリーランキングに入ってたので気になった作品ですが、期待通り面白いのでしょうか!?
予言どおりに起きた殺人事件

概要
- 作品名:【白薔薇殺人事件】
- 作者:クリスティン・ペリン
- 発売日:2024年7月12日(文庫本)
- 発行所:東京創元社
あらすじ
ミステリ作家志望のアニーは、キャッスルノール村に住む大叔母を訪れた。資産家の大叔母は、16歳のとき占い師に告げられた、いつかおまえは殺されるという予言を信じつづけている。だが大叔母は屋敷の図書室で死んでおり、そばに白薔薇が落ちていた。予言が的中したときのために大叔母が約60年をかけた調査記録を手がかりに、アニーは犯人探しに挑む。犯人当てミステリの大傑作!
引用:東京創元社
60年前の予言
今作【白薔薇殺人事件】の注目すべき点はアニーの大叔母フランシスが16歳の時に告げられた予言でしょうね〜!
自分がいつか殺されると言う予言なんですが、普通なら占い師から殺される予言受けたらビビリはしますが、真剣には考えないと思います。
しかし、フランシスは予言を真剣に受け止め約60年に渡り自分なりにもしもの時の為に記録をつけていました。
あらすじに書いてる通りフランシスは予言どおりに何者かに殺されてしまいます。
大叔母フランシスの60年にも及ぶ記録を頼りにアニーは事件の真相を調査していくんですね〜!
過去と現在
今作【白薔薇殺人事件】もミステリー小説にありがちな過去と現在の話が行ったり来たりします。
過去がフランシスの話、現在がアニーの話となっており過去のフランシス編でも登場する人物達が歳をとり現在編でも登場するのは良かったですね~!
過去で何かが起こったからこそ現在になりフランシスは殺された訳ですから、過去が問題編で現在が解答編みたいなものです!
昔はフランシスとその友人たちとのやりとりや関係性が描かれ、後に関係してくると予想しながらバンディーは読み進めていきました。
タイトルにある通り現在でフランシスが亡くなった側に白薔薇が落ちていました。ただこれだけではタイトルになるような出来事ではないので疑問は浮かびましたが・・・。
アニーは大叔母フランシスに呼び寄せられたのですが、そこから事件の真相を解決しなければならない出来事に巻き込まれるのでした。
犯人当てミステリーの大傑作と言われると・・・
今回紹介した【白薔薇殺人事件】は過去から与えらるヒントとフランシスの記録をもとにアニーは真相を解決していきます。
ありきたりな展開ですが終盤に明らかになる真実と過去の出来事が上手く現代に絡まってくる仕掛けは良かったです。
派手などんでん返しは無いが、王道ミステリー小説でした!万人受けしやすそうなのと海外ミステリー初心者の方は楽しめるかと思います!
余談ですが、読んでいて映画化するならダニエル・クレイグ主演の【ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密】がイメージとピッタリでした。
最後に気になった点を書いておきます!
まず今作【白薔薇殺人事件】は過去と現在編があるので登場人物が多くいまいち人物の相関図やキャラクターを把握するのに非常に分かりにくかった!!
冒頭にも書いたが犯人当てミステリーの大傑作と書かれていたので期待したが、ハードルが上がっただけで肩透かしを喰らいました!
やっぱり過度な煽り文には期待してはいけないと教訓になりましたね〜!!
【白薔薇殺人事件】
バンディー的オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆
