ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品は梶龍雄のミステリー小説【清里高原殺人別荘】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
徳間文庫の驚愕ミステリ大発掘コレクションで昔の梶龍雄作品が復刻されており、前回は【竜神池の小さな死体】が刊行され第2弾として今作【清里高原殺人別荘】が登場しました。
ありきたりだが無かった発想!?
概要
- 作品名:【清里高原殺人別荘】
- 作者:梶龍雄
- 発売日:1988年11月1日(単行本)
- :2023年 2月8日(文庫本)
- 発行所:徳間書店
あらすじ
冬、シーズンオフの別荘地・清里──〝内側から開
引用:徳間書店
かない窓〟を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍
び込んだ。彼らがある連絡を待って四日間潜むその
隠れ家には、意外な先客が。密室での刺殺、毒殺、
そして撲殺……相次ぐ死によって狂い始めた歯車。
館に潜む殺人鬼の仕業か?
発売は1988年って事に驚き!
今回紹介している梶龍雄の作品【清里高原殺人別荘】をバンディー読んだのは2023年発売の文庫本ですが、復刻って書かれているので調べてみると何と最初に発売されたノベルスは1988年って事に驚きましたね~!!
2023年現在からだと約35年も前ですからね、それが今徳間書店から文庫化になりましたが、元々のノベルス版は絶版になりプレミアがつきなかなか手が出ないような本なので手軽に帰る文庫本はありがたいですね~!!
バンディーは今作【清里高原殺人別荘】文庫版を読むまでは全く梶龍雄の存在を知らなかったのでいい機会に巡りあえました!
肝心の作品の中身は!?
今回紹介している【清里高原殺人別荘】はタイトルにもあります清里の別荘地に男女含む5人が訪れて滞在しますが、大体の人は分かると思いますがこの別荘で事件が起きるんですね~!
しかもこの5人は訪れると言うよりは侵入するって言った方がピッタリな行動を取っています、その理由も読み進めていけば段々と判明していきます!しかし、誰もいないと下調べして侵入した別荘には先客がおり焦る一同、先客は別荘の持ち主の娘だと言うが・・・。
この別荘で次々と殺人事件が起き犯人を探していくことになります、しかも王道の『雪山の別荘でのクローズドサークル』何でミステリー好きな方からしたら飽きてきたシチュエーションかもしれませんが(笑)
意外な真相に感心した!?
今作【清里高原殺人別荘】は先ほども書いた通り1988年の作品なのでどうしても登場人物達の会話等を読んでいると古臭い印象は否めませんし、近頃のミステリーに比べたら驚くようなトリックも無いので、ミステリー読み慣れている方は物足りないかも知れませんね~。
ただやっぱり密室で殺人事件が起き、限られた人数の中で事件が起きると容疑者も限られてくるのでどうなるのかハラハラと果たして納得いくオチになるのか気にしながら読みましたが、意外な部分でバンディーは驚かされました!
バンディーが思っていた真相と掛け離れていたので驚いたのもありますが、意外にシンプルな答えだからこそ気付けずにいました驚きよりも感心の方が強かったですね~!真相が判ってからそれまでの伏線にも納得しました!
今まで読んだ作品で今作【清里高原殺人別荘】に近い感想は有栖川有栖【女王国の城】に近かったですね~!どちらも真相知ってから納得と驚き両方訪れました!
最後に
今回紹介した【清里高原殺人別荘】を読んで思いましたが今作は1988年の作品ですが、読んでいて少し古臭さは感じましたが肝心の真相には驚きました!
やっぱり面白い作品は何年経っても響くものがあると感じましたし、それとは逆に最新のミステリーのトリックや真相は今作【清里高原殺人別荘】の時に比べたら斬新で驚きのトリックが増えて来てますが、やっぱり何でも時代と共に進化していくのは当たり前なので、これからもあっ!と驚くようなミステリーに出会える事に期待ですね!
【清里高原殺人別荘】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆