ハイ!ど~も、バンディーです!!
皆さん最近小説を読んで騙されてますか?今回はオススメどんでん返し小説麻耶雄嵩【螢】を紹介していきます!
必ずもう一度読み返したくなる作品!!
概要
- 作品名:【螢】
- 作者:麻耶雄嵩
- 発売日:2004年8月1日(単行本)
- :2007年10月1日(文庫本)
- 発行所:幻冬舎
あらすじ
オカルト好きの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷に肝試しに来た。十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。ふざけ合う仲間。嵐の山荘で第一の殺人はすぐに起こった??。
引用:幻冬舎
バンディー的感想
以前に麻耶雄嵩の【神様ゲーム】を紹介していましたが、今回もまたまた麻耶雄嵩氏の作品をお送りします。必ずあなたは読み終わった後もう一度この【螢】を読み返すでしょう!!って、ありきたりな謳い文句で、ハードルが上がると思いますが、僕自身ある程度、ミステリー小説伏線やミスリード(誤った方向や考えへ導く事)気を付けながら読むんですが、【螢】はまんまとしてやられた作品のひとつです。
舞台はファイアフライ(螢)館で事件が起こります。ミステリーにありがちですが、事件が起こるまではある程度時間がかかりますが、一人目の犠牲者が出てからはテンポよく話が進んでいきます。嵐の山荘でで1つ目の事件後、主人公たちは車で助けを求めに行きますが、麓に繋がる橋が嵐のせいで橋が水没してしまいクローズドサークル(外界から隔てられた閉鎖空間で起こる事件や謎を題材にした作品のこと)状態になってしまいます。
ファイアフライ(螢)館は作曲家の加賀螢司が演奏家6人を惨殺した場所でもある、そんな館で主人公たち7人しかいないはずが、謎の8人目の女の姿が目撃される。いったい女の正体は、それとも犯人は孤立した空間の中なので、自分たちの中に犯人がいるのか?やはり謎の女が犯人なのか?これだけでも誰が犯人か分からなくなるのに、巷で話題の殺人鬼ジョージなる人物も登場し余計に混乱しました。
未読の方にバンディーと同じようにどんでん返しの驚きを味わってもらいたいので、興味を持ってもらう為の感想ですのたくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです!加賀螢司残した『蛍がとまらない』の意味とはあなたは3度驚く事になるでしょう・・・余談ですが、【螢】の舞台は嵐で雨の描写も出てきますので、雨の音を聴きながら読むのも案外小説の雰囲気がでますよ(笑)
バンディー雨の音に癒しを求めてますので、雨の音についても書いてますので気になる方はよければ見てくださいね。【眠れぬ夜を待ちわびて】
最後に
僕自身が【螢】出会ったのは、どんでん返しミステリーや叙述トリック(ある事柄や一部の描写をあえて伏せることによって、読者に事実を誤認させるトリック)にはまり始めたころでした。私は小説に驚きを求めるようになり、知的マゾヒストになったのです(笑)やはり驚きがある作品はいいですね、読んだ後も考察でき、もう一度読み直したるなりますしね。もっともっと色々な作品紹介出来たらなと考えています、バンディー自身もまた新たな作品に出合えることを日々楽しみにしています。
【螢】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★☆☆☆