ハイ!ど~も、バンディーです!!
本日紹介するのはなんと文庫本で100万部売り上げた!【向日葵の咲かない夏】です!!
道尾秀介序盤の作品ですが、この時はミステリー要素が強く全部面白かった!!
変則ぶっ飛びミステリー!?
概要
- 作品名:【向日葵の咲かない夏】
- 著者:道尾秀介
- 発行日:2005年11月1日(単行本)
- :2008年7月29日(文庫本)
- 発行所:新潮社
あらすじ
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
引用:新潮社
2年で達成
100万部達成したのは発売から約2年で達成しています。(達成したのは2010年)
凄いですね小説で100万部売るってなかなか凄いことですよね!?
オリコン2009年の年間ランキングで文庫本部門1位を獲得!
バンディーは2005年販売の単行本を読んだのですが、当時はそんなに売れるとは思いもしなかったですね。
やっぱり口コミや売り方によってかなり変わってきますね!!
バンディー的感想
作者は以前紹介した【光媒の花】の作者道尾秀介ですね!
【向日葵の咲かない夏】は伏線やどんでん返しが詰め込まれていた、初期の作品ですね、バンディーはこの時代の作品群が好きなのですが、【光媒の花】は初期以降の作品ですがこちらはまたどんでん返しが控えめですが無駄がそぎ落とされより洗練された作品たちが多い印象です!!
【向日葵の咲かない夏】は最初は僕と妹ミカの冒険譚かと思って読んでいたのですが、話の途中からだんだんと違和感を感じ始め、分かっていたことですが道尾作品なのでただの冒険小説で終わるはずは無かったのです・・・
読み終わった後は、当時は度肝を抜かれましたね!!
「なんじゃこりゃ!?」
って!下手すれば本を放り投げていたかも知れません(笑)
とにかくこの作品は先入観や前情報無しに読んだ方がより一層楽しめるかも知れません!!
映像化は不可能な作品!!
【向日葵の咲かない夏】を観終わったあとは、『映像化するのはちっと厳しいな~』って率直な感想です。
今までにも映像化不可能って言われたミステリー小説の映画化って何作かありますが、やっぱり大満足とはいかず、何かしら不満は残る出来の作品が多いのが事実です・・・・
やっぱりどんでん返しや叙実トリック(読者にあえて情報を伏せ、事実を誤認させるトリック)等はやっぱり小説で自分の頭の中で想像しながら読むほうが威力が何倍にも増します!
これらを映像化したとたんにかなりチープな作品になりかねないのです・・・
映画でもどんでん返しや叙実トリックありますが、やっぱりバンディーは小説で自分が想像した世界がどんでん返しや叙実トリックでぶっ壊れる方が驚きが倍増しますね!!
【向日葵の咲かない夏】
バンディー的オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆