ハイです!ど〜も、バンディーです!!
今回紹介する作品は蓮見恭子の小説【拝啓17歳の私】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!
ジャンルは青春小説ですが作者の企みが光る作品なので是非とも読んで頂きたいですね〜!
極力予備知識無しで順番に読んで頂きたい!
概要
- 作品名:【拝啓17歳の私】
- 作者:蓮見恭子
- 発売日:2013年6月15日(単行本)
- 発行所:角川春樹事務所
あらすじ
空手部の選抜大会出場を祝うポスターが破られた。しかも掲載されたキャプテン・結城の写真を狙っての犯行だった。犯人の顔を見たという目撃者の証言では、犯人は結城本人だというのだ。その場にいなかったはずの自分が犯行を行ったという不可思議な現象。犯行に全く身に覚えがない結城は、目撃証言の特徴からある人物が真犯人だと気がつく。果たしてその犯人とは――?(「二つの被写体」より)。空手少女の周りで起こる、不可思議な事件とは? 空手少女に隠された秘密には誰もが驚愕するラストが待っている!? 全六話からなる連作短篇青春スポーツミステリー。
引用:角川春樹事務所
始めに
今回紹介している【拝啓17歳の私】を読む前にバンディーからお伝えしたいポイントがあります!
これから読後感想をネタバレ無しで書いていきますがいきなり矛盾する事をお伝えしておきます(笑)、できれば予備知識無しで今作【拝啓17歳の私】を読んだ方が楽しめます!
ただ全く内容知らずに読むのが怖い方の為にネタバレで書いていくのでご安心を!バンディーの感想を見てから読んできっと楽しめるでしょう。
1つ難点があるとすれば今作【拝啓17歳の私】は2013年の作品で新刊は発行所の角川春樹事務所にもないので古本で探すしか無い点です・・・。それでも読んでおいて損は無い作品です!
連作短編小説
今回紹介している【拝啓17歳の私】は全6章から構成されている連作短編小説です!ジャンルで言えば女子高生達が主役の青春小説ですが、主に空手部を扱ってますが野球部も登場するスポーツ要素もある作品になっています。
青春小説としても楽しめますがバンディーは良かったと思ったのは、ミステリー要素がある部分です!1章ごとに驚きの展開が待ち受けるので飽きる事無く読めました!
連作短編小説特有の作品を通しての大きな謎もあるのでお楽しみに(ギリギリネタバレ無しライン)本の帯に『前の話から順番に読んで下さい!』と注意書きがあるので何かあるんだろうな〜!とは思ってましたが見事にバンディーは騙されました(笑)
よくネタバレ厳禁やどんでん返しが待ち受ける等などよく書いて読者を煽ってきますが、そういった作品ほど肩透かしを喰らいます。
バンディーが導き出した答えはどんでん返しや謎解きを放棄する事です!(笑)ミステリー小説をよく読んでいる人ほど謎を解いてしまいそうそうにトリックに気づいてしまいます。だから頭を空っぽにして違和感や伏線あってもフル無視で読み進むる事が1番作品を楽しめて驚ける秘訣です!!
青春時代特有のホロ苦さ
空手部の少女結城が主な登場人物です、写真部の友人春人や野球部の少年が登場して高校時代にしか味わえない特有の青春やホロ苦さが味わえます!
表面上は仲良さそうでも陰では悪口言ってたり、恋愛関係のもつれ、いじめ等なども作中に盛り込まれておりそれが程よいスパイスになってますね〜!
結城や春人空手部のメンバー達や両親達と登場人物が意外に多く把握するの大変ですが、皆個性があり良かったです!
最後に
今回紹介した【拝啓17歳の私】は青春小説としてもミステリー小説としても楽しめて万人受けしやすい作品なので、是非とも色々な方に読んで頂きたいですね〜!
冒頭にも書いた通り今作は2013年に発売されており新刊では入手しにくいのが難点です!10年以上前の作品でとうに文庫化されてもいいクオリティなのに文庫本として無いのが謎です!
今文庫化したらそこそこ売れるはず!?ミステリーあまり読み慣れてない方の方がより作者の仕掛けに楽しめると思います。ミステリー好きな方からしたら新鮮味は無いかも知れませんがそれでも驚けるはずなのでお楽しみに!!
【拝啓17歳の私】
バンディー的オススメ度
★★★★★★★★☆☆