ハイ！ど～も、バンディーです！！
今回紹介する作品は麻耶雄嵩のミステリー短編小説【メルカトル悪人狩り】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います！！
麻耶雄嵩は以前紹介した【螢】で衝撃を受けたのを今でも覚えていますし、色々尖った作品が多いのも特徴なんで今作も尖っているのでしょうか！？
普通のミステリーとは少し違う！？
概要
- 作品名:【メルカトル悪人狩り】
- 作者:麻耶雄嵩
- 発売日:2021年9月17日(単行本)
- :2023年10月13日(文庫)
- 発行所:講談社
あらすじ
悪徳銘探偵メルカトル鮎に持ち込まれた「命を狙われているかもしれない」という有名作家からの調査依頼。
引用:講談社
“殺人へのカウントダウン”を匂わせるように毎日届く謎のトランプが意味するものとは？
助手の作家、美袋三条との推理が冴えわたる「メルカトル・ナイト」をはじめ、
不可解な殺人事件を独自の論理で切り崩す「メルカトル式捜査法」など、驚愕の結末が待ち受ける傑作短篇集！
メルカトルシリーズ
今回紹介している【メルカトル悪人狩り】はタイトル名にもなっているメルカトル鮎が主人公の『メルカトルシリーズ』になっています！
遥か昔に【夏と冬の奏鳴曲】を読んだ事がありますがいまいち記憶には残ってませんが、癖が強かった作品って事だけは覚えてます(笑)
基本的には刊行順に読んだ方がいいと思いますが今作【メルカトル悪人狩り】は短編作品なので、『メルカトルシリーズ』を初めて読む方でも今作から読んでも問題ありません！
今回紹介した【メルカトル悪人狩り】を読んで面白いと思った方や普通のミステリー小説に飽きた方は『メルカトルシリーズ』読んでみるのもいいかもしれませんね～！
長短8つの短編作品
今作【メルカトル悪人狩り】にはすぐに読めるお話としっかりと読めるお話がありいいバランスでした！
最後の４つのお話は長めで満足出来ました、とは言っても短編作品の中での長めの作品なのでサクッと読めます、それ以外はさらにサクッと読めるのでいいテンポで読めたところは個人的には良かったですね～！
中でも『囁くもの』と『メルカトルナイト』がお気に入りでした！『囁くもの』はメルカトルの体調不良から始まって事件が起き解決しますが何かモヤモヤするが印象に残る麻耶作品らしいお話です。
『メルカトルナイト』は定番のミステリーとなってますが、ここでも麻耶作品らしく尖っていますし話を読み終えた時にタイトルの『メルカトルナイト』の意味が分かり『なるほど～』って思えました！
しかしどれも癖が強い話が多いので、好き嫌いが分かれ合う人は楽しめますが合わない人にはつまらなく感じるなんとも扱いにくい作品ではありますが、短編作品なので好きな話が一つはあるかも！？
オススメ麻耶作品
初めて麻耶作品を読む方にバンディー的オススメ麻耶作品をいくつかピックアップしておきます！
やっぱり１番驚かされ初めて麻耶作品に触れた【螢】ですね！ミステリー小説の面白さとどんでん返しの楽しさを味わえた作品なんでとりあえずこの【螢】だけでもいいので読んでほしいです！
次は【神様ゲーム】です！児童向けに書かれた作品ですが、内容は全く児童向けではなく毒がたっぷり含まれた衝撃作ですが読みやすいので初めての方にはオススメです！
最後は【隻眼の少女】です！こちらは日本推理作家協会賞と本格ミステリー大賞を受賞しているので内容的はお墨付きです！二部構成になっていてしっかりとした本格ミステリーを楽しめます！
麻耶作品はクセが強い作品が多いですが、どれも面白い作品が多いので是非ともチャレンジしてほしいです！その第一歩としてサクッと読める短編作品【メルカトル悪人狩り】から始めてみませんか！？
【メルカトル悪人狩り】
バンディー的オススメ度
★★★★☆☆☆☆☆☆
