元女性警察官が活躍するミステリー小説 !松嶋智左【三星京香、警察辞めました】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど~も、バンディーです!!

今回紹介する作品は元女性警察官が活躍するミステリー小説!松嶋智左【三星京香、警察辞めました】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

元警察官の女性が出くわす事件と衝撃!?新たな警察小説となれるのか!?

作者も元警察官だからこそ書ける作品!?

沈黙

概要

  • 作品名:【三星京香、警察辞めました】
  • 作者:松嶋智左
  • 発売日:2022年6月15日(文庫本)
  • 発行所:角川春樹事務所

あらすじ

県警本部刑事部捜査一課の三星京香は、あることから刑事部長に拳を振り上げてしまい、十年の警察人生に終止符を打った。京香が頼ったのは、幼馴染で京香がかつて恋心を抱いていた藤原岳人。彼は新進気鋭の弁護士として県内でも有数の法律事務所に勤務しており、その事務所に京香は調査員として再就職したのだ。だが彼女が最初に任された調査に出た夜、岳人が殺されてしまう。いったい誰が、なんのために? 元刑事・京香が走り始める!!

引用:角川春樹事務所

作者松嶋智左は元警察官

今作【三星京香、警察辞めました】の感想を書く前に作者松嶋智左について簡単に触れておきます!

松嶋智左は元警察官で、なんと!女性初の白バイ隊員だったそうです。ただでさえ白バイ隊員になるのは大変なイメージがあるし、今まで前列が無かった女性白バイ隊員という道を切り開いたのも凄いですね!

元警察官なのでリアリティがありそうですし、今までと違った警察小説の形を示してくれそうで期待ですね!!

主人公も元警察官

今作【三星京香、警察辞めました】の主人公はタイトルに書いてある通り、ある出来事がきっかけで警察を辞める事になります!

辞めるきっかけになった出来事は物語冒頭ですぐに明らかになりますが、警察官でもこんなセクハラ人間がいるんだな~と思いました、詳しくは実際に読んで頂いたらバンディーと同じ感想を抱くはず!?

作者の松嶋智左は警察官を辞めて小説家になりましたが作中の主人公三星京香は法律事務所の調査員として新たな道を歩むのでした。

序盤から驚き

京香は弁護士ではなく調査員なので、警察時代に培った経験を活かし働き始めます、足を使って情報を集めていくスタイルは古臭いかも知れませんがバンディーはこういった泥臭い捜査が好きなんで嬉しいです!

法律事務所の調査員って所が絶妙ですね!弁護士ではないのでそういった権限は無いですが京香なりの調査が周りに良い意味でも悪い意味でも巻き込んでいる気がします。

京香の幼なじみの岳人に今働いてる法律事務所の紹介してもらい一緒に働く事になりましたが、岳人は弁護士なので弁護士らしい仕事ぶりで共に調査していきますが、序盤から驚愕の出来事が起こります・・・。

あらすじに書いてるのでネタバレにならないので書きますが、京香の幼なじみである岳人が京香の娘の面倒をみている時に何者かに殺されてしまうのでした・・・。

京香の娘は無事でしたがまさか主要人物だと思ってた岳人が死んでしまうとは!あらすじをきちんとバンディー読んでいなかったのでショックでした!主要人物を躊躇いもなく退場させるとは恐るべし!

複雑な話!?

驚きの展開が序盤から訪れますが、最初に京香が調査し始めた事件はそんなに大変では無さそうでしたが、徐々に一筋縄ではいかなくなりました。

そして、岳人を殺した犯人は?簡単そうに見えた事件は複雑に絡まっていき、誰が敵で誰が味方か分からなくなってきます。

陰謀めいた事件でバンディーはそういった話は好きなのでワクワクしましたが、話や登場人物が分かりにくいので素直に頭に入ってこなかった点は残念でした!やはり読みやすい話はいかに優れているか痛感しました。

続編に期待!?

今回紹介した【三星京香、警察辞めました】岳人が退場する驚きの展開でしたが、京香が働いている法律事務所のメンバー達も魅力的で、京香の相棒的役割の見習い弁護士の女性は警察嫌いで最初は京香との関係性もギクシャクしていましたが、物語終わりには一体どのようになっているのか?

事務所の副代表の男性も掴み所の無い人物で怪しく感じましたがまさかそんな風になるとは読み終わるまでは全く気づきませんでした、警察時代の元同僚達とのやり取りもなかなか面白く今までにない作風でした。

警察小説と言えば横山秀夫、佐々木譲、今野敏が有名ですがいずれその中に今作【三星京香、警察辞めました】の作者松嶋智左に食い込んでほしいと思います!!

【三星京香、警察辞めました】

バンディー的オススメ度

★★★★☆☆☆☆☆☆

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