ハイ!ど~も、バンディーです!!
今回紹介する作品はバンディー的問題作!?法月倫太郎のSFミステリー小説【ノックス・マシン】をネタバレ無しで紹介していきます!!
いや~!自分的には色々な小説を読んできて読書レベルが上がったと思っていましたが、久しぶりに全く通用しなくて打ちひしがれた作品で(笑)
この小説が理解出来たら一人前!?
概要
- 作品名:【ノックス・マシン】
- 作者:法月倫太郎
- 発売日:2013年3月26日(単行本)
- :2015年11月25日(文庫本)
- 発行所:角川
あらすじ
上海大学のユアンは、国家科学技術局から召喚の連絡を受けた。「ノックスの十戒」をテーマにした彼の論文で確認したいことがあるというのだ。科学技術局に出向いたユアンは、そこで予想外の提案を持ちかけられる。
引用:角川
このミス1位獲得作品!!
今回紹介する作品【ノックス・マシン】は2014年度版【このミステリーがすごい】で1位を獲得した作品です!作者の法月倫太郎の他の作品【生首に聞いてみろ】で同じく 2005年度版【このミステリーがすごい】で1位を獲得したています!【生首に聞いてみろ】は玄人好みする作品で好みが分かれるかな~と思います!
そんな法月倫太郎の【ノックス・マシン】もこのミスで1位を獲得していたのは知っていたのですが、あらすじを読む限りSFミステリーなので敬遠していたのですが、もう自分自身の読書レベルが上がったので読んでみても大丈夫と思ったのですが、読み始めてすぐに自分の勘違いに気付きました・・・
生半可な気持ちで手を出してはいけない!!
さっそく【ノックス・マシン】を読み始めて自分の愚かさに気付きました(笑)舞台は日本では無く海外が主に描かれているのですが、以前紹介した海外小説【悲しみのイレーヌ】を読み始め徐々に自分自身の中の海外の小説への壁を壊せ始めたのでその点においては問題なかったのですが、やはりSFミステリー作品なだけあって難解な言葉は続出するはタイムパラドックスがなんちゃらかんちゃらで~とか速攻で心が折れてしまいました・・・
【バックトゥザフューチャー】等の作品は好きで何回も観て、難しかったですがノーラン作品の【インターステラー】も何とか楽しめて観れた(何なら号泣しました)のである程度対応できるだろうと思いましたが苦行でしかなかったです(笑)
文系だったバンディーはチンプンカンプンで理系の人なら分かるのかな?とか思いましたがそんなレベルの問題では無かったですね~、しかも古典ミステリーの事も存分に書かれていたのですが、そこまで古典作品について勉強不足だった為いまいちピンと来なかったのもあります、主に現代の小説しか読んできていないので知識のない私も悪いですが、古典ミステリーを読んでいる人は今でも大人数いるもんなんですかね?
かなりコアな方に向けて書いているのかもしれませんし、『そんな古典ミステリーも分からない奴はミステリーを語る資格はない!!』って言われたらそれまでですが・・・本当にマニアックな作品でミステリー小説を読み始めたかは絶対に手を出してはいけない作品かもしれません!?
このミス1位だからと言って安心してはいけない!!
今作【ノックス・マシン】を読んで思ったのは『【このミステリーがすごい】1位を獲得したから絶対に面白い!!と言う事では無い!!』っていう事を学びました!!確かに【このミス】1位作品は面白い作品は確かにあります!歌野晶午の【葉桜の季節に君を想うという】や今村昌弘の【屍人荘の殺人】等ありますが、今作【ノックス・マシン】の様に全く面白さが分からない作品があるのも事実です!
巷のミステリー好きはプロの本読みと言うよりはバンディーみたいに素人の本読みの方が大多数だと思います、そんな人が多いのにこんなコアな作品を出しても売り上げ的にはどうなのかな?とか本当に全員が面白いと思っているのか?疑問が残ります・・・、偉そうに言って本当に申し訳ありませんがイチ素人読者の感想を述べますと『本当にノックス・マシンはこのミス1位の作品なのか?』と思ってしまうのです、他のミステリー本ランキングでも上位に来ていたのでランキング本の順位本当に信用してもいいものか分からなくなりました・・・
確かに上位ランクに入っているのでプロの本読みの方には評判が良かったかもしれませんが、一般層のニーズとこれだけかけ離れていい物か?そういった事ばかり考えてしまいます。
今作【ノックス・マシン】を読んですべて理解出来てこそ読書レベルが上がったと言ってもいいのかもしれませんね!?ただ万人にはオススメはしづらい作品なので我こそはと自信がある方は挑んでみてもいいのかもしれませんね・・・
【ノックス・マシン】
バンディー的オススメ度
★☆☆☆☆☆☆☆☆☆