呪い!呪い!呪い!!!呪いだらけのホラー!?貴志祐介【さかさ星】ネタバレ無し感想!!

ハイ!ど〜も、バンディーです!!

今回紹介する作品は貴志祐介のホラー小説!【さかさ星】をネタバレ無しで紹介していきたいと思います!!

本の名前と表紙のインパクトが抜群で内容もワクワクしてしまうホラー小説だが果たして面白いのか!?

確かに呪いを扱ったホラーだが・・・

概要

  • 作品名:【さかさ星】
  • 作者:貴志祐介
  • 発売日:2024年10月2日(単行本)
  • 発行所:角川

あらすじ

貴志祐介

今回紹介している【さかさ星】の作者貴志祐介は多彩な作品を書く作家だと思っています。

【悪の教典】・【黒い家】・【硝子のハンマー】・【新世界より】・【青い炎】等などミステリーからホラー、ファンタジー様々なジャンルがありヒットしてるのが凄いですね~!

ドラマと映画色んな作品が映像化されており皆さんもどれかの作品目にしているかもしれません。

そんな多彩な貴志祐介によりホラー小説!期待してしまいます!【黒い家】より怖い作品なのか!?

恐ろしい事件

今作【さかさ星】はとりあえず呪いだらけの物語だと言えます。こんなに呪い関係が盛り込まれた作品は初めてです(笑)

物語冒頭で主人公の亮太は親戚の福森家に向かってる所から始まります、何か事件が起きたようで祖母からの依頼で事件を調査するように依頼されました。

亮太はYouTuberでもしかしたらバズるかも?って下心もあって参加しましたがとんでもない事に巻き込まれて行くのでした・・・。

亮太と一緒に同行した霊能者の禮子とのコンビで調査していきますが、禮子は本物の霊能者だがどこか掴みどころがなく不思議な存在で十分信用するのは難しい人物なのです。

読者は最初全くどんな事件が起こったか説明がないまま始まるので戸惑いながら読んでいく事になるでしょう!

ただ読み進めていくと徐々に事件の全貌が現れてかなり恐ろしい事件が起きたと判明します。ただこれは序盤に過ぎませんが・・・。

呪いだらけの物語

事件の調査をしていると福森家には数々の呪物がありそれが今回の事件を引き起こした原因かも知れないと考えます。

霊能者禮子はそう言った呪物を感知する事が出来き、呪物意外にも不思議な力?を発揮して読者に様々な怪異が起こってることを説明してくれます。

呪物やそれらにまつわる話が作中でもかなり大きい部分を占めており、色んな事を結構深く掘り下げて緻密に説明してくれるので話の説得力がまします。

ただ!詳しい説明がありがたい事ではありますが、あまりにも長々と色んな説明があるので物語のテンポはあまりにも悪いです(笑)

久しぶりに読むのに難儀しました、この部分は好みが分かれると思いますね〜!バンディー的にはある程度深掘りはいるが話のテンポが良い方が嬉しいのでそっちに舵を切って欲しかった!

しかし、この呪物達はしっかりと物語に関係しているので、それらがどう関わってくるのか?一体誰がこんなにも呪物を福森家に集めようとしたのか!?

事件の真相

冒頭からぼんやりとしか分からなかった福森家で起こった惨劇は読んでいけば読んでいくほど不可解で恐ろしく、そちらの描写の方に力を入れて欲しかった。

事件を起こした黒幕や犯人それが誰なのか?推理するとこはミステリーっぽくて良かったです!ただ!勘違いしたら駄目なのがミステリー小説では無いと言う点なのでくれぐれもご注意を!

亮太が惨劇を調べてる際に遭遇する怪異?は妙にリアルで読んでいて怖くなりました、その影響が周りにも出ましたあたりは恐怖のピークかもしれません!

間に挿し込まれ亮太のストーカー被害の話は確かに意味があるが若干弱い気がするのでそこをもっと深掘りしたら良かったのに。

物語終盤の黒幕との攻防戦はまた違った毛並みの展開で良かったですが、バンディーは読んでて映画【来る。】をふと思い出しました!観た方はこの意味が分かるかも!?

映像化

今回紹介した【さかさ星】は冒頭で紹介した雨穴【変な家】背筋【近畿地方のある場所について】に比べたらバンディー的には面白さ及びませんでしたが、硬派なホラー小説でした!

貴志祐介作品では【黒い家】の方が怖いイメージですが、同じように映像化したら面白いなと思いました!

演出の仕方によっては面白さがより伝わりそう!先ほど紹介した【来る。】みたいに撮るのか?名作ホラー【リング】みたいに撮るのかで全く違った仕上がりになりそうだがかなり面白そう!

終盤の終わり方も微妙だったので尚更映像化して視覚でさらに恐怖のどん底に落としてほしいです!期待しただけに残念な結果に終わりました・・・。

【さかさ星】

バンディー的オススメ度

★★★☆☆☆☆☆☆☆

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